外反母趾とスポーツ
外反母趾と、長い長い付き合いを続けている私、スポーツとも、長い付き合いを続けています。現在では、外反母趾だからといって、スポーツを禁止する医師は、ほとんどいないと思いますが(手術が必要なほどの重症例を除いて)、かといって、外反母趾がスポーツのパフォーマンスを全く損なわない、と言う根拠もまた、ないと思います。今回は、外反母趾とスポーツの関係について、お話していきたいと思います。
私が一番長く続けてきたスポーツは、テニスでした。小学校中学年でコーチに付き、それからは、中学生時代は、クラブ活動、高校生から30代半ばで引退するまでは、ずっと同じテニスクラブに所属し、日夜ボールを追って、走り回っていました。
30代半ばで引退を決意したのは、片脚のひざの後ろの痛みが取れなくなってしまったからです。今から思えば、そちら側の足の外反母趾の方がひどいので、なんらかの関係があるのかもしれません。走って前進するには、それほど気になりませんでしたが、テニスは、走りつつ後進もするスポーツです。違和感がやがて痛みに変わり、そしてケアしてもなかなか取れなくなっていきました。
しかしながら、現役でテニスをしていた頃の方が、外反母趾は、さほど気にならなかったと思います。それはどうしてか?と考えてみましたら、私が常々頼りにしていた、テニスショップのオーナーの顔が浮かんできました。テニスのコーチの資格も備えた彼は、私にラケットを選んでくれるのはもちろん、ガットの張替えからシューズの選び方まで、指南してくれました。特に口を酸っぱくして言われたのが、シューズの履き方でした。コートの質から私の足の大きさまで考慮して選んでくれたシューズでしたが、履き方ひとつで台無しになるんだよ!と何度も言われたものです。
「靴は、履いたら絶対につま先でトントンやっては駄目。もしも試合相手がそんなシューズの履き方をしていたら、こっちもの!絶対に勝てるよ。靴に、足を入れたら、かかとを地面にトントンやって、足を浮かせてレース(靴ひも)をしっかり結びなさい。」
ここでピンと来たあなた、するどい!そうです!外反母趾の人に、医師やシューフィッターが勧める靴の履き方と、全く同じなんですよね。私は、このシューズの履き方を、きちんと守っていたお陰で、テニスを頑張っていた時期の、外反母趾の進行が、食い止められていたような気がします。
スポーツを頑張っていたときの方が、足の調子が良かった、と言うのは私だけではありません。外反母趾で悩む方たちに、お話を伺ったところ、幼稚園生時代から大学卒業まではバレエ団で本格的にレッスンを続け、社会人になってからは、趣味程度にバレエのレッスンを続けてきた女性がいらっしゃいました。
彼女は、「バレエなんて、脚と足、つま先を酷使する運動をずっと続けてきたけど、外反母趾なんて気にしたことはなかったです。むしろ、仕事が忙しくなって、1年半くらい前に止む無くバレエを止めたのですが、止めてから、徐々に今まで履いていた靴が合わないと感じるようになってきて、ふと気づくと、親指のつけ根が曲がり始めていたんです。そう、外反母趾になっていました。
バレエの現役時代は、足の甲や裏の筋肉を、日々鍛えていたので、足のアーチがしっかり形作られていたのに、止めてしまったせいで、アーチが崩れてきたんだと思います。また、時間に余裕が出来たら、バレエに復帰したい!」と語ってくれました。彼女がバレエに復帰したのち、外反母趾の程度が軽くなるのかどうか、とても興味がわいてきますよね。
さて、私が現在、レッスンを受けているのはヨガです。まだ始めたばかりの初心者ですが、レッスン中に、何度も外反母趾の事が頭をよぎります。ヨガは、インストラクターの先生いわく『自分のからだの状態を、自らの心の目で見ながら行なう』のですが、足の指先まで、血液や意識が行き渡るように…と、よく外反母趾の人向けに紹介されている、足指のストレッチに似たことも行なうのです。
例えば、足の指の間に、手の指を差し込み、足の指でぎゅうっと手のひらを握るようにする(私がこれを行なったところ、ヨガの翌日に、足裏が筋肉痛になりました。情けない!)ですとか、両方の足の指同士、互い違いに組み合わせ、握手をするように、ぎゅっと握る(いきなり試さないで下さい!外反母趾で開張足のあなた、足の指から裏が、高い確率で攣りますから!私は、親指から組み合わせ始めただけで、攣ってしまい、その後もしばらく治らず、ヨガどころじゃありませんでした。)ですとか…
しかし、直接的に足の指や裏を使うよりも、外反母趾の影響を感じるのは、片脚立ちのポーズをする時です。60代、70代の方々が、すっと片脚で立てているのに、40代の私は、ふらふらして、思うようにポーズが取れません。そんな時に、外反母趾の専門家の方に相談したところ、「重心がかかとに偏ってるからですよ。ついこの前も、30年以上ヨガのインストラクターをしている方が相談に来られたのですが、その方も、片脚立ちのポーズが苦手で悩んでおられましたよ。」と教えられて、目からうろこ!
そうなんです。外反母趾や開張足を少しずつ克服して、重心がきちんと土踏まずの辺りに落ち着けば、自然と片脚立ちのポーズも決まるようになるそうなのです!バランス感覚の衰えではないと分かったとたん、俄然ヨガへのやる気が高まってきた、単純な私なのでした。
外反母趾と歩き方
外反母趾のあなた、親指のつけ根の出っ張りばかり気にしていませんか?…何が言いたいかって?自分の歩き方を、意識したことはありますか?
私は、外反母趾との付き合いが、20年以上の大ベテランです。(ちっとも威張れることじゃありませんが)加えて、こんにゃく足で開張足、かかとの骨も傾き、極めつけは、多分外反母趾の影響で、背骨もやや曲がっています。これらのことは、ぱっと見では分からないのが、せめてもの救いですが…
こんな私ですから、外反母趾に関する書籍をかたっぱしから読んだり、外反母趾向けの靴や靴下の専門家の方にみて頂いたり、専用のソックスを履いてみたり…と、色々トライしてみました。
そんな中、専門家の方とのお話し中に、『そんなに毎日、ウォーキングされているのに、正しい歩き方をしていないから、もったいないですねぇ!』と指摘されて、ハッとしました。私は、平日は出勤前後に7~8km、週末は朝晩で10kmくらい、ウォーキングをしているのですが、脚と足の使い方が間違っているため、期待するほどの健康&美容の効果が出ていないと言うのです。ショック!
しかし、考えてみれば、外反母趾がひどくなって来てから(親指のつけ根の角度が、より大きくなってきたころ)は、ひざから下はあまり変化はありませんが、ひざから上、つまりは太ももが少しずつ太くなってきたような…それに、外反母趾がひどい方の、歩行中の足の運びが、注意して見ると、真っ直ぐにすっと出来ていない気がします。外反母趾の痛みをかばうために、無意識にそのような歩き方になってしまったのか、それとも、偏った歩き方をしているせいで、外反母趾がひどくなってしまったのか…これこそ、まさに鶏が先か卵が先か、といったところです。
では、どのような歩き方が、外反母趾にとっての正しいフォームなのでしょうか?私がピンと来たのは、『間違いだらけのウォーキング 歩き方を変えれば痛みが取れる 木寺 英史著』で紹介されていた、『日本人らしい歩き方』という『順回転ナンバ型歩行』です。どのような歩き方なのか?を、ここで詳しく説明し始めると、語りつくせませんので、端折りますが、要するに、昔の日本人が、ごく自然に行なっていた歩行方法で、日本人の体型や骨格に合っているということなのです。
ウォーキングブームに乗って、アメリカなどからやってきたフォームは、大またで、ひざを伸ばしてかかとから着地し、ひじを軽く曲げて、前後に大きく振り、ウエストもねじって運動量を増やす、というものですよね?それに対して、順回転ナンバ型歩行は、骨盤をやや前傾させる姿勢から、骨盤のローリングを抑え(ウエストをねじらず)外また気味に足を運び、ひざはやや曲げて、かかとを踏むと同時に、ひざを抜きます。その時に、ひざの力が上手く抜けると、脚の動きと腕の動きがほぼ一致してきますが、肩が進行方向に向かって順回転し、同側の手足の動きが一致します。これが順回転ナンバ歩き。
しかしこれが、やってみると、なかなかに難しいのです。あ、同側の手足の動きが一致するとは言っても、緊張した小学一年生の運動会の行進のように、傍目から見て分かりやすい動きにはなりませんからご安心を!
私は、この歩き方をマスターするために、木寺先生の推奨するストレッチや『外旋立ち』を無理なくすっとできるようになるところから始め、完璧な順回転ナンバ型歩行には未だ到達できていないながらも、『外股気味に足を踏み出す』『立つ時も歩く時も、ひざを伸ばしきらずに、やや曲げる』『踏み出す脚の側の腰を前に出す』といったポイントポイントを取り入れて歩くように意識しました。
でも、意識している時には、なんとかナンバ型歩行らしく歩けても、気を抜いていると、すぐに普通の、今までどおりの歩き方になってしまうんですよね。長年にわたって身についた習慣、くせを修正していくのは、難しいものです。しかしながら、ナンバ歩行『的』に歩けている時は、心なしか歩行速度が上がっている気がしますし、問題の、外反母趾が重症な方の足の運びも、若干、矯正されているような気がします。足を地面に着けるときにも、ひざをやや曲げているお陰か、ひざや股関節への衝撃が、弱まっているようにも感じます。
もちろん、今までとはまったく異なる身体の使い方をしながら歩くわけですから、身体からのブーイングがあって当然ですよね。私の場合、ナンバ型歩行に取り組み始めてから2,3日後に、初めて違和感を覚えました。外反母趾が重症の方のひざが、歩いていると少し痛むのです。でも、ただの痛みとはちょっと違いました。表現が難しいのですが、今までは前後に真っ直ぐ出せていなかった脚を、ナンバ型歩行で矯正し始めたため、身体が「今までの動き方と違うじゃないか!」と怒っているような、そんな感じでした。何となく、普通の筋肉痛や腱などの痛みとは違っている印象を受けました。それから、やはり外反母趾が重症な方の足の母趾球の辺りにも、歩行中に時おり痛みが生じました。しかしこれも、矯正中の痛みと思えるくらいの程度ですので、今のところは、問題なさそうです。
…というわけで、私は、この歩き方、自然に身につくまで、もう暫く頑張ってみる事にしました!
【新版 外反母趾を防ぐ・治す 井口 傑(いのくち すぐる)著】を読んでみました。
【新版 外反母趾を防ぐ・治す 井口 傑(いのくち すぐる)著】を読んでみました。
本書は、2001年に刊行された【外反母趾を防ぐ・治す】に加筆訂正をし、2007年に出版されたものです。そうです、ある程度、古い本と言えます。医学の進歩は目覚ましいと言われているのに、私はどうして古い本を手に取ったのか?それは、古い本を読めば、治療方法などがいかに進んだか、が分かるからです。
著者の井口 傑先生は、出版当時は慶應義塾大学医学部総合医科学研究センター・整形外科 教授であり、『日本靴医学会 理事』でおられました。2015年現在では、文化学園大学特任教授であり、東京都調布市の『うさみ整形外科』で月に2回、東京都済生会中央病院でも月に1回、外来を担当されています。
本書は、読み進めていくと、「そこはちょっと違うんじゃ…」とか「今は、そういう風には考えられていないよね。」などと、素人の私でも突っ込みを入れたくなるところがぼちぼち出てきます。例えば、ウォーキングについてですが、『外反母趾だけのことを考えれば、ある程度進行した外反母趾の患者さんにすすめられる運動ではありません。』と書かれています。
また『外反母趾が進むと、親指以外の指も外側に曲がり、脱臼したり、槌指(ハンマートウのこと)になったりします。それどころか、足全体が扁平足や開張足になり、足の裏や小指の方まで痛みが広がってしまいます。』とありますが、現在では、開張足から外反母趾に移行してしまう、という考え方が主流のようです。
そうは言っても、本書には、是非読むべきポイントがいくつも有るんですよ。長年にわたり、大学病院の『足の外科』外来で、多くの外反母趾の患者さんと向かってきた井口先生ならではの「整形外科の受診のしかた」が、まずひとつ目のポイントです。
4章の『外反母趾を治す』に詳しく書かれていますが、整形外科医といっても、みんながみんな外反母趾のスペシャリストではないこと。では、どうやって医師を選んだら良いのか。あるいは、初診のときに、どのように医師に自分の症状を伝えれば良いのか。あなたにも、身に覚えがあると思いますが、お医者様から『どこが痛いのですか?』には、足の親指のつけねが痛みます、とこたえられても、『いつからですか?』と訊かれると、返答につまってしまい、え~(汗)いつからでしたっけ?ずっと前からです、のように、大ざっぱな答えになってしまうこと、ありますよね。
井口先生いわく『「二、三ヵ月前、新しいハイヒールに替えてから、靴をはいて長時間歩くと足の親指のつけねにいつも痛みを感じるようになったので、かかりつけのお医者さんに診ていただいたら、整形外科に行きなさいといわれてきました。レントゲンは撮っていません」と10秒で答えてくれる患者さんが現れないかと夢見ています。』
ただし、紙に書いたものを持参して読むのは、まずいそうですよ。『レポート用紙にぎっしりと書き込んだものを見せられると、医者が消化不良を起こしてうんざりするのがおちですし、ペーパーマニアといってノイローゼの症状と誤解されかねません。』なるほど!暗記してきたように、ぺらぺら話すよりは、先生との一問一答に、簡潔にてきぱきこたえた方が良いのですね。そして何より肝心なのは、一番治して欲しいこと、つまり主訴を明確に伝えることだそうです。痛みを取って欲しいのか、スポーツをしたいのか、ハイヒールを再びはけるようにしたいのか、自分の思いを伝えましょう。
そして、本書のふたつ目のポイントは、9章『手術で治す』です。驚きました!手術の前から費用、入院期間や手術を受けるのは片足ずつが良いのか、それとも両足いっぺんに受ける方が良いのか。すぐに入浴できるのか。仕事やスポーツにはいつ頃復帰できるのか。退院してから、どのように過ごせば良いのか。など、あらゆる疑問が、この章を読めばクリアになること間違いなしです。
細かい話ですが、術後すぐにはく履き物や、麻酔の種類にも言及されていますし、できるだけ、手術は最後の最後の手段にしたほうが良いことや、手術後の合併症のことにもふれられています。なるほどなと思ったのが、『「痛い思いをして手術を受けたのだから、前より丈夫な足になるはずだ」と考える患者さんが少なくありません。胃潰瘍の手術で、前より胃が丈夫になると考える患者さんはいないのに』という一文です。
確かにその通りですよね。手術で親指が真っ直ぐになったからといって、全ての問題が解決したと考えるのは、安直過ぎますよね。外反母趾の原因は、私のように、体中の関節がやわらかくてよく動き、足も薄くてぺっちゃんこ、といった骨格、体つき、さらには遺伝も関係していますから、手術後に、いきなりハイヒールをはくなんて、もってのほか、ということですよね。
外反母趾の、どうしようもない痛みに悩んでいるあなた、手術を考えるならば、まずは本書をお読みになることをお勧めします!
本書は、2001年に刊行された【外反母趾を防ぐ・治す】に加筆訂正をし、2007年に出版されたものです。そうです、ある程度、古い本と言えます。医学の進歩は目覚ましいと言われているのに、私はどうして古い本を手に取ったのか?それは、古い本を読めば、治療方法などがいかに進んだか、が分かるからです。
著者の井口 傑先生は、出版当時は慶應義塾大学医学部総合医科学研究センター・整形外科 教授であり、『日本靴医学会 理事』でおられました。2015年現在では、文化学園大学特任教授であり、東京都調布市の『うさみ整形外科』で月に2回、東京都済生会中央病院でも月に1回、外来を担当されています。
本書は、読み進めていくと、「そこはちょっと違うんじゃ…」とか「今は、そういう風には考えられていないよね。」などと、素人の私でも突っ込みを入れたくなるところがぼちぼち出てきます。例えば、ウォーキングについてですが、『外反母趾だけのことを考えれば、ある程度進行した外反母趾の患者さんにすすめられる運動ではありません。』と書かれています。
また『外反母趾が進むと、親指以外の指も外側に曲がり、脱臼したり、槌指(ハンマートウのこと)になったりします。それどころか、足全体が扁平足や開張足になり、足の裏や小指の方まで痛みが広がってしまいます。』とありますが、現在では、開張足から外反母趾に移行してしまう、という考え方が主流のようです。
そうは言っても、本書には、是非読むべきポイントがいくつも有るんですよ。長年にわたり、大学病院の『足の外科』外来で、多くの外反母趾の患者さんと向かってきた井口先生ならではの「整形外科の受診のしかた」が、まずひとつ目のポイントです。
4章の『外反母趾を治す』に詳しく書かれていますが、整形外科医といっても、みんながみんな外反母趾のスペシャリストではないこと。では、どうやって医師を選んだら良いのか。あるいは、初診のときに、どのように医師に自分の症状を伝えれば良いのか。あなたにも、身に覚えがあると思いますが、お医者様から『どこが痛いのですか?』には、足の親指のつけねが痛みます、とこたえられても、『いつからですか?』と訊かれると、返答につまってしまい、え~(汗)いつからでしたっけ?ずっと前からです、のように、大ざっぱな答えになってしまうこと、ありますよね。
井口先生いわく『「二、三ヵ月前、新しいハイヒールに替えてから、靴をはいて長時間歩くと足の親指のつけねにいつも痛みを感じるようになったので、かかりつけのお医者さんに診ていただいたら、整形外科に行きなさいといわれてきました。レントゲンは撮っていません」と10秒で答えてくれる患者さんが現れないかと夢見ています。』
ただし、紙に書いたものを持参して読むのは、まずいそうですよ。『レポート用紙にぎっしりと書き込んだものを見せられると、医者が消化不良を起こしてうんざりするのがおちですし、ペーパーマニアといってノイローゼの症状と誤解されかねません。』なるほど!暗記してきたように、ぺらぺら話すよりは、先生との一問一答に、簡潔にてきぱきこたえた方が良いのですね。そして何より肝心なのは、一番治して欲しいこと、つまり主訴を明確に伝えることだそうです。痛みを取って欲しいのか、スポーツをしたいのか、ハイヒールを再びはけるようにしたいのか、自分の思いを伝えましょう。
そして、本書のふたつ目のポイントは、9章『手術で治す』です。驚きました!手術の前から費用、入院期間や手術を受けるのは片足ずつが良いのか、それとも両足いっぺんに受ける方が良いのか。すぐに入浴できるのか。仕事やスポーツにはいつ頃復帰できるのか。退院してから、どのように過ごせば良いのか。など、あらゆる疑問が、この章を読めばクリアになること間違いなしです。
細かい話ですが、術後すぐにはく履き物や、麻酔の種類にも言及されていますし、できるだけ、手術は最後の最後の手段にしたほうが良いことや、手術後の合併症のことにもふれられています。なるほどなと思ったのが、『「痛い思いをして手術を受けたのだから、前より丈夫な足になるはずだ」と考える患者さんが少なくありません。胃潰瘍の手術で、前より胃が丈夫になると考える患者さんはいないのに』という一文です。
確かにその通りですよね。手術で親指が真っ直ぐになったからといって、全ての問題が解決したと考えるのは、安直過ぎますよね。外反母趾の原因は、私のように、体中の関節がやわらかくてよく動き、足も薄くてぺっちゃんこ、といった骨格、体つき、さらには遺伝も関係していますから、手術後に、いきなりハイヒールをはくなんて、もってのほか、ということですよね。
外反母趾の、どうしようもない痛みに悩んでいるあなた、手術を考えるならば、まずは本書をお読みになることをお勧めします!
【口コミ】コンフォートサポートソックスを1か月ほど履いてみました。
サンワヘルスデザインの、コンフォートサポートソックスを1か月ほど履いてみました。私が、東京、湯島にある『足と靴と靴下の相談室』を訪れ、1時間にわたる青山 政利先生のフットカウンセリングと靴下の試し履きを経て、コンフォートサポートソックス(CSソックス)を2枚(レギュラータイプとアンクルタイプ)購入してから、約1か月が経ちました。今回は、CSソックスのレビューを中心にお話させて頂こうと思います。
まず、サイズですが、SS,S,N,M,Lの5サイズ(20.0㎝~29.0㎝まで対応可能)のうち、私いはN(23.5㎝~25.0㎝)を、先生に採寸ののち、選んで頂きました。カラーは9色ほどあったでしょうか。一番何にでも合わせやすい、落ち着いたダークグレーを選びました。ただ、ダークグレーと言っても、ややダークグリーン、カーキに近い色味です。
フットカウンセリングから帰宅し、さっそく新しいCSソックスを履いてみました。青山先生から頂いた、『コンフォートサポートソックスの履き方』というチラシを参考に、足を入れます。新品なので、試し履きをしたものよりも、締め付け感が強く、ちょっと履きにくいです。特に指を一本ずつ定位置に入れるのが難しいですね。指を定位置に収めた後も、青山先生に教えて頂いたとおり、指一本一本がつま先まできちんと入っているかをチェックします。
先生がなさっていたように、足の甲側から、裏側から、と優しくソックスを引っ張って、指先の縫い目が、つま先部分に来ているかを確かめてから、指の股に手の指を入れ、足の指を動かして、フィットしているかチェック。そして、かかと部分が、フィットしているかチェック。これでやっと正しい履き方が出来ました。ここまで丁寧に履かないと、せっかくの効果が得られないそうです。履き口のゴムは、きつすぎずゆる過ぎず、丁度良いホールド感で心地良いです。肝心のサポート力、テーピング効果ですが、締め付け過ぎず、適度なホールド感です。外反母趾の角度は、やや和らいだ感じがして、内反小趾の方は、ほぼ真っ直ぐになっています。
第一日目は、昼過ぎから履き始め、夕方にはCSソックスにスニーカーを履いて、4㎞ほどウォーキングをしてみました。歩き出してしばらくすると、むむ?いつもは感じない、右足母趾球あたりの若干の痛みと、両足の足裏のたてアーチの筋肉痛のような痛み、そしてふくらはぎ(というよりヒラメ筋でしょうか)に軽い痛みを覚えました。これは、もしかしたら、CSソックスによって、足裏のアーチが多少なりとも改善され、それに伴って、足の運び方も正しく矯正されてきたのでは?と思いました。その晩は、昼間履いたソックスは、取扱説明書の指示通り、洗濯ネットに入れて洗濯しました。
二日目は、起床後すぐにアンクルタイプを履き、毎朝恒例のウォーキングへ。5~6km歩いたでしょうか。やはりウォーキングの最中の、外反母趾がひどい方の右足の母指球あたりの痛みと、両足のたてアーチの痛みはあります。ヒラメ筋の痛みも同様。
三日目は、昼間に加えて、就寝時にも履いてみました。サポート感がほど良いので、履いたままでも、全く気にならずに眠れました。
…と、このような感じで、ほぼ毎日履き続けてみました。ただし、一日中履いていられるのは、オフィスワークのない日だけです。仕事のある日は、朝のウォーキングの後は、ストッキングの生活。夕方帰宅して、CSソックスに履き替え、ウォーキング。就寝時にも着用、という感じでした。そして約1ヵ月後の私の足は、と言いますと…CSソックスを脱ぐと、外反母趾、開張足、内反小趾、小指の寝指など、もろもろの諸症状の見た目に、特に変化はないように思います。残念!もっとドラマティックな変化(アーチが形成されるとか、外反母趾が軽くなるとか)を期待していたのですが、そう簡単には行きませんね。
そして、初日に感じた母趾球あたりの若干の痛みと、両足の足裏のたてアーチの筋肉痛のような痛み、そしてふくらはぎ(というよりヒラメ筋)の軽い痛みですが、これも相変わらず継続中です。でも、良い方に考えれば、CSソックスが、私の長年の間に身についた悪い歩き方や立ち方を、やんわりと矯正してくれている痛みなのではないかと思えます。
そして、このソックスを履いた最大の収穫は、立ったり歩いたりする時に、足の指をすごく意識できる事です。これは、はだしで歩く時や、普通の靴下、ストッキングを履いている時とは比べものになりません。意識が足の指に向かう事によって、自然と正しい歩き方、立ち方をしようと思いますし、そうすることで、まずは浮き指から改善されていくのではないかと思っています。幸いにも、CSソックスは、かなり丈夫ですから、毎日洗濯をしても、1か月経ってもびくともしていません。ですから、これからも現在のペースで履き続けていき、外反母趾との長期戦に臨みたいと思っています。
【走りながら痛みを改善する新メソッド ランニング障害改善BOOK 鈴木 清和 著】を読んでみました。
【走りながら痛みを改善する新メソッド ランニング障害改善BOOK 鈴木 清和 著】を読んでみました。
外反母趾でお悩みのあなた、スポーツはされていますか?私は、物心ついたときから、テニスを続けてきました。加えて、スポーツジムでマシントレーニングやエアロバイク、ランニングマシン。スタジオでのヨガレッスンなど、スポーツは生活の一部になっています。外反母趾があるからといって、インドア派とは限りませんよね。日本を代表する一流選手、例えばフィギュアスケートの小塚選手も、外反母趾で悩んでいると聞きました。
本書の著者、鈴木 清和さんは、駒澤大学駅伝部出身の、生粋のランナーであり、現在はスポーツマイスターズコアの代表で、体型別走法研究家と名乗っておられます。『最先端の医科学研究で、ランニング障害の根本的原因を発見し、各ランナーが自分で治せるメソッドを確立する』サポートを行なう『ランニング障害専門のパーソナルトレーニングが話題になり、日本全国から患者さんが集まる』そうです。
外反母趾からの足の痛みで、ランニングやその他のスポーツを諦めかけているあなた!この本が、起死回生のきっかけになるかもしれませんよ。
それにしても、『走って出た痛みは、走りながら改善しましょう!』これって、逆転の発想と言うか、すごいですよね。言い切れてしまうところに、鈴木さんの医科学的根拠による自信を感じてしまいます。
本書は、『ランニング障害の基礎知識』『正しいシューズの選び方』『症状別改善プログラム』の順を追って書かれています。
『症状別改善プログラム』は、実にシステマティックに組み立てられており、シューズを選ぶ→ケア(各障害ごとにコリ固まりやすい部分があるので、ほぐしておきます。)→ストレッチ(筋肉の中心部分を伸ばし、筋肉の端についている腱をむやみに伸ばさない特別な方法)→ドリル(頑張る筋トレではなく、弱い筋肉を掘り起こすように鍛えるドリルです。)→KCCランニング『痛みを改善するための、“毒のフォーム”』(医薬の原点である「毒を以って毒を制する」というコンセプトに沿い、あえて逆方向にストレスを掛けてニュートラルな位置を出します。さらに、使えていない筋肉にスイッチを入れ、全身を効率良く使った動きを引き出し、骨格や筋バランスの歪みの改善などにつなげる役割もあります。)
という流れになっています。つまり痛みを取り、自分だけの専用フォームを創り上げるのです。言葉で聞くと、とても難しそうに思えますが、図やイラスト、写真で詳細に説明されているので、鈴木さんの意図するところは、つかみやすいと思います。
まず、シューズの選び方で、なるほど!と思ったのが、素人の私などは、地面からの衝撃を、なるべく受けない方が良い=ソールは厚ければ厚いほど良いのではないか、と思ってしまいますが、鈴木さんは、ソールの厚い、いわゆるジョギング用として売られているシューズは、かかとが後方に張り出しており(確かにそうです!)、体型や走りに合わないほどかかとが張り出しているシューズで走ると、『つま先が勢い良く地面に向かって打ち付けられる力が生まれます。』つまり本来のスムーズな重心移動ができなくなり、結果、足への負担が増してしまうというのです。これは、目からうろこ!
さらに、シューレース(靴ひも)の通し方でも、走り方や、足の形(ハイアーチか、私のようなぺっちゃんこの足、ローアーチか)で全く変わってくるのです。『シューレースの通し方』に写真入りで載っていますので、是非参考にしてみて下さい。
そしていよいよ、外反母趾のための『症状別改善プログラム』です。ランナーの視点から考える外反母趾とは、『1.脛にある長腓骨筋が緊張する。2.ヒラメ筋が固まり、腓腹筋の力が抜ける。3.親指が外を向いてしまう。』というメカニズムになるそうです。聞きなれない筋肉の名称が出てきますが、巻末に図で開設されていますので、そちらを参考にして下さい。
そういえば、私も、外反母趾や靴下の専門家の先生に足をみて頂いた時に、「ヒラメ筋がすごく固いですねぇ!」と言われたことがあります。自覚症状は、全くありませんでしたが。ですので、鈴木さんは『いかにヒラメ筋の力を抜くか』にポイントを置いて改善していくそうです。この後は、実際に本書に目を通して、実践して頂きたいのですが、靴の選び方、足のマッサージなど、鈴木さん独特の方法なんですよ。『スクイーズ』というマッサージは、行なってみると筋肉や関節がなめらかに動き出すのを感じます。中でも、特筆すべきは、私達向けの走り方のネーミングなのですが…何と『マタニティ』!どのようなランニングフォームなのか、気になるでしょう?
他にも、『アキレス腱周囲炎のための走り方=フェンシング』だったり、『コンパートメント症候群のための走り方=能楽走り』だったりと、非常にユニークなネーミングが揃っています。遊び心も取り入れた、ランニングを楽しむための本書、ランナーのみならずジョガーも、必読ですよ!
外反母趾でお悩みのあなた、スポーツはされていますか?私は、物心ついたときから、テニスを続けてきました。加えて、スポーツジムでマシントレーニングやエアロバイク、ランニングマシン。スタジオでのヨガレッスンなど、スポーツは生活の一部になっています。外反母趾があるからといって、インドア派とは限りませんよね。日本を代表する一流選手、例えばフィギュアスケートの小塚選手も、外反母趾で悩んでいると聞きました。
本書の著者、鈴木 清和さんは、駒澤大学駅伝部出身の、生粋のランナーであり、現在はスポーツマイスターズコアの代表で、体型別走法研究家と名乗っておられます。『最先端の医科学研究で、ランニング障害の根本的原因を発見し、各ランナーが自分で治せるメソッドを確立する』サポートを行なう『ランニング障害専門のパーソナルトレーニングが話題になり、日本全国から患者さんが集まる』そうです。
外反母趾からの足の痛みで、ランニングやその他のスポーツを諦めかけているあなた!この本が、起死回生のきっかけになるかもしれませんよ。
それにしても、『走って出た痛みは、走りながら改善しましょう!』これって、逆転の発想と言うか、すごいですよね。言い切れてしまうところに、鈴木さんの医科学的根拠による自信を感じてしまいます。
本書は、『ランニング障害の基礎知識』『正しいシューズの選び方』『症状別改善プログラム』の順を追って書かれています。
『症状別改善プログラム』は、実にシステマティックに組み立てられており、シューズを選ぶ→ケア(各障害ごとにコリ固まりやすい部分があるので、ほぐしておきます。)→ストレッチ(筋肉の中心部分を伸ばし、筋肉の端についている腱をむやみに伸ばさない特別な方法)→ドリル(頑張る筋トレではなく、弱い筋肉を掘り起こすように鍛えるドリルです。)→KCCランニング『痛みを改善するための、“毒のフォーム”』(医薬の原点である「毒を以って毒を制する」というコンセプトに沿い、あえて逆方向にストレスを掛けてニュートラルな位置を出します。さらに、使えていない筋肉にスイッチを入れ、全身を効率良く使った動きを引き出し、骨格や筋バランスの歪みの改善などにつなげる役割もあります。)
という流れになっています。つまり痛みを取り、自分だけの専用フォームを創り上げるのです。言葉で聞くと、とても難しそうに思えますが、図やイラスト、写真で詳細に説明されているので、鈴木さんの意図するところは、つかみやすいと思います。
まず、シューズの選び方で、なるほど!と思ったのが、素人の私などは、地面からの衝撃を、なるべく受けない方が良い=ソールは厚ければ厚いほど良いのではないか、と思ってしまいますが、鈴木さんは、ソールの厚い、いわゆるジョギング用として売られているシューズは、かかとが後方に張り出しており(確かにそうです!)、体型や走りに合わないほどかかとが張り出しているシューズで走ると、『つま先が勢い良く地面に向かって打ち付けられる力が生まれます。』つまり本来のスムーズな重心移動ができなくなり、結果、足への負担が増してしまうというのです。これは、目からうろこ!
さらに、シューレース(靴ひも)の通し方でも、走り方や、足の形(ハイアーチか、私のようなぺっちゃんこの足、ローアーチか)で全く変わってくるのです。『シューレースの通し方』に写真入りで載っていますので、是非参考にしてみて下さい。
そしていよいよ、外反母趾のための『症状別改善プログラム』です。ランナーの視点から考える外反母趾とは、『1.脛にある長腓骨筋が緊張する。2.ヒラメ筋が固まり、腓腹筋の力が抜ける。3.親指が外を向いてしまう。』というメカニズムになるそうです。聞きなれない筋肉の名称が出てきますが、巻末に図で開設されていますので、そちらを参考にして下さい。
そういえば、私も、外反母趾や靴下の専門家の先生に足をみて頂いた時に、「ヒラメ筋がすごく固いですねぇ!」と言われたことがあります。自覚症状は、全くありませんでしたが。ですので、鈴木さんは『いかにヒラメ筋の力を抜くか』にポイントを置いて改善していくそうです。この後は、実際に本書に目を通して、実践して頂きたいのですが、靴の選び方、足のマッサージなど、鈴木さん独特の方法なんですよ。『スクイーズ』というマッサージは、行なってみると筋肉や関節がなめらかに動き出すのを感じます。中でも、特筆すべきは、私達向けの走り方のネーミングなのですが…何と『マタニティ』!どのようなランニングフォームなのか、気になるでしょう?
他にも、『アキレス腱周囲炎のための走り方=フェンシング』だったり、『コンパートメント症候群のための走り方=能楽走り』だったりと、非常にユニークなネーミングが揃っています。遊び心も取り入れた、ランニングを楽しむための本書、ランナーのみならずジョガーも、必読ですよ!
【足指 伸びてますか~ マイク湯浅の足育・歩ける足づくり講座 マイク湯浅 著 今井 一彰 監修】を読んでみました。
【足指 伸びてますか~ マイク湯浅の足育・歩ける足づくり講座 マイク湯浅 著 今井 一彰 監修】を読んでみました。
マイク湯浅、本名湯浅 慶朗先生は、理学療法士であり、福岡市博多区のみらいクリニックフットケアセンター長をされています。(本書の監修をされている今井先生は、みらいクリニックの院長です。)
本書は、2013年6月から約半年間、西日本新聞生活面『お茶の間学Ⅱ』に連載していたものをもとにしているそうです。
湯浅先生は、ある療養型病院に勤務されていた頃、同じリハビリをしても、良くなる方と良くならない方がいることに気づきましたが、違いを探しても答えが見つからなかったそうです。結局、その病院は志半ばにして5年目に退職。その後、しばらくしてから、なるべく薬や手術に頼らず、体の使い方を人間本来のものに戻すことで病気を治す『みらいクリニック』院長で内科医の今井先生と、運命的な出会いをし、クリニックに就職。現在に至ります。
湯浅先生は、体の不調を訴える患者さんが来院すると、まずは足、それも足の指を見るそうです。先生の外反母趾のチェック方法は、とても簡単で、『両足をそろえて床に腰を下ろすと、左右の親指の間にVの字の隙間ができます。そこにての人さし指が、足指の付け根部分まで入ると「外反母趾」です。』…たったこれだけ。イラストで、とても分かりやすく解説されています。同じように、浮き指のチェック法も、ペーパーテストでOK.。あ、筆記試験のことではありませんよ。
親指のチェックならば、『椅子に腰掛けた状態で親指の下に紙を入れ、親指で紙を押さえます。それを引っ張って紙が抜けるようであれば浮き指です。小指の場合も然り。『紙を小指の下に入れてスカスカ入るようであれば浮き指です。小指の爪が変色していたり、爪が小さくなっていることが多いです。』…ね、簡単でしょう?小指の爪つながりで言いますと、私の小指の爪は、『寝指(ねゆび)』でした。あまり聞いたことのない言葉でしたが、『小指や薬指が真横に寝転んでいたり、「く」の字に曲がったりしていたら「寝指」』だそうです。私の小指は、内反小趾で、ねじれているうえ、爪も非常に小さい、まさに寝指の典型でした。
そして、中敷(先生のお勧めの中敷は、革製、しかも人の肌に最も近いとされる豚革の表皮だそうです。革製とは!意外ですよね。)の話題や、靴の選び方などが続きますが、外反母趾のあなた、足に良いといわれるひも靴をお持ちだと思いますが、靴ひもにも気を遣っていますか?湯浅先生いわく『靴ひもは、骨と骨をつなぐ靱帯のようなもの。』かなり重要なアイテムですね。
ひもの締め方にもご注意!腰を下ろした状態で、締めてはいけません。『足の甲の高さは、座った時には高く、立った状態では体重がかかるので低くなります。~座ったままひもを締めると、締めたつもりでも、歩いたときにはひもが緩くなるわけです。そうなると、靴の中で足が滑って摩擦し、タコができやすい状態に。』そして、もうお分かりですよね。ハンマートウや開張足、外反母趾の原因になってしまいます。
さて、足の指のスペシャリストである湯浅先生のもとに、福岡県筑後地方保育士会から大量の保育園児の足型が持ち込まれたそうです。近頃の園児たちの運動能力が下がっているというのです。(すぐ転ぶ、疲れやすい、雑巾がけが、長い時間できない、など。)
先生は、早速現場に赴き「ジャンプ」「行進」「しゃがみ(真っ直ぐ立った状態からかかとをつけてしゃがめるか。)」の三つを判断基準にして、調査を行なったところ、はだし保育をしている園としていない園では、意外にも大差がなく、体育教室の有無でも同様、大差がなかったそうです。そこで先生は『大人同様、幼児も足指を訓練したら、何か変化が生まれるのではないか。』と思いつき、考え付いたのが『ひろのば体操』でした。なお、この体操、当初は「フット&ケア、フクオカ&チクゴの頭文字から「FC方式」という名称だったそうです。
この、『足指をひろげて(ひろ)伸ばす(のば)体操』は、保育園児でもできる簡単な体操ですが、大人にも効果があるそうです。筑後地区の保育所では毎朝20回、行なったところ、2か月後には、やらなかった園と比較して、「ジャンプ」「行進」「しゃがみ」の三つの動作が改善したばかりでなく、かけっこが速くなったり、登り棒がうまくなったり、という嬉しいおまけもついてきたそうです。
このひろのば体操、私も早速ためしてみましたが、とっても簡単です。でも、足の指の動きが悪いのが、よく分かります。私の場合は、内側に曲げるのが、やりづらいです。ですが、毎日の歯磨きのように、習慣にしてしまい、夜寝る前に(一日中、足を使った後に行なうのが良いそうですよ。)20回、続けてみようかなと思いました。
興味を持たれたあなたも、この本を参考に、ひろのば体操、してみませんか?
マイク湯浅、本名湯浅 慶朗先生は、理学療法士であり、福岡市博多区のみらいクリニックフットケアセンター長をされています。(本書の監修をされている今井先生は、みらいクリニックの院長です。)
本書は、2013年6月から約半年間、西日本新聞生活面『お茶の間学Ⅱ』に連載していたものをもとにしているそうです。
湯浅先生は、ある療養型病院に勤務されていた頃、同じリハビリをしても、良くなる方と良くならない方がいることに気づきましたが、違いを探しても答えが見つからなかったそうです。結局、その病院は志半ばにして5年目に退職。その後、しばらくしてから、なるべく薬や手術に頼らず、体の使い方を人間本来のものに戻すことで病気を治す『みらいクリニック』院長で内科医の今井先生と、運命的な出会いをし、クリニックに就職。現在に至ります。
湯浅先生は、体の不調を訴える患者さんが来院すると、まずは足、それも足の指を見るそうです。先生の外反母趾のチェック方法は、とても簡単で、『両足をそろえて床に腰を下ろすと、左右の親指の間にVの字の隙間ができます。そこにての人さし指が、足指の付け根部分まで入ると「外反母趾」です。』…たったこれだけ。イラストで、とても分かりやすく解説されています。同じように、浮き指のチェック法も、ペーパーテストでOK.。あ、筆記試験のことではありませんよ。
親指のチェックならば、『椅子に腰掛けた状態で親指の下に紙を入れ、親指で紙を押さえます。それを引っ張って紙が抜けるようであれば浮き指です。小指の場合も然り。『紙を小指の下に入れてスカスカ入るようであれば浮き指です。小指の爪が変色していたり、爪が小さくなっていることが多いです。』…ね、簡単でしょう?小指の爪つながりで言いますと、私の小指の爪は、『寝指(ねゆび)』でした。あまり聞いたことのない言葉でしたが、『小指や薬指が真横に寝転んでいたり、「く」の字に曲がったりしていたら「寝指」』だそうです。私の小指は、内反小趾で、ねじれているうえ、爪も非常に小さい、まさに寝指の典型でした。
そして、中敷(先生のお勧めの中敷は、革製、しかも人の肌に最も近いとされる豚革の表皮だそうです。革製とは!意外ですよね。)の話題や、靴の選び方などが続きますが、外反母趾のあなた、足に良いといわれるひも靴をお持ちだと思いますが、靴ひもにも気を遣っていますか?湯浅先生いわく『靴ひもは、骨と骨をつなぐ靱帯のようなもの。』かなり重要なアイテムですね。
ひもの締め方にもご注意!腰を下ろした状態で、締めてはいけません。『足の甲の高さは、座った時には高く、立った状態では体重がかかるので低くなります。~座ったままひもを締めると、締めたつもりでも、歩いたときにはひもが緩くなるわけです。そうなると、靴の中で足が滑って摩擦し、タコができやすい状態に。』そして、もうお分かりですよね。ハンマートウや開張足、外反母趾の原因になってしまいます。
さて、足の指のスペシャリストである湯浅先生のもとに、福岡県筑後地方保育士会から大量の保育園児の足型が持ち込まれたそうです。近頃の園児たちの運動能力が下がっているというのです。(すぐ転ぶ、疲れやすい、雑巾がけが、長い時間できない、など。)
先生は、早速現場に赴き「ジャンプ」「行進」「しゃがみ(真っ直ぐ立った状態からかかとをつけてしゃがめるか。)」の三つを判断基準にして、調査を行なったところ、はだし保育をしている園としていない園では、意外にも大差がなく、体育教室の有無でも同様、大差がなかったそうです。そこで先生は『大人同様、幼児も足指を訓練したら、何か変化が生まれるのではないか。』と思いつき、考え付いたのが『ひろのば体操』でした。なお、この体操、当初は「フット&ケア、フクオカ&チクゴの頭文字から「FC方式」という名称だったそうです。
この、『足指をひろげて(ひろ)伸ばす(のば)体操』は、保育園児でもできる簡単な体操ですが、大人にも効果があるそうです。筑後地区の保育所では毎朝20回、行なったところ、2か月後には、やらなかった園と比較して、「ジャンプ」「行進」「しゃがみ」の三つの動作が改善したばかりでなく、かけっこが速くなったり、登り棒がうまくなったり、という嬉しいおまけもついてきたそうです。
このひろのば体操、私も早速ためしてみましたが、とっても簡単です。でも、足の指の動きが悪いのが、よく分かります。私の場合は、内側に曲げるのが、やりづらいです。ですが、毎日の歯磨きのように、習慣にしてしまい、夜寝る前に(一日中、足を使った後に行なうのが良いそうですよ。)20回、続けてみようかなと思いました。
興味を持たれたあなたも、この本を参考に、ひろのば体操、してみませんか?
【女性のための足美人塾 永峯 由紀子 著】を読んでみました。
【女性のための足美人塾 永峯 由紀子 著】を読んでみました。
足美人塾って、何でしょう?…それは、読んでいくうちに、分かってきますよ。著者の永峯 由紀子先生は、銀座の歌舞伎座裏で、永峯医院を開き(現在は、東銀座ウェルズクリニックに名称変更されているようです。)女性のための足専門外来を開設されています。マスコミにも多々出演されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。永峯先生も、東大医学部時代から長年にわたって、足トラブルに悩まされてきたことから、女性による女性のための足専門外来を開かれたそうです。
本書は、ところどころに漫画を挟みつつ、外反母趾を初めとするさまざまな足トラブルの解説、解決方法や、足や爪のケア、靴や靴下の選び方から足の健康のための食事にいたるまで、幅広く取り上げられています。
第1章、第2章では、足のトラブルの原因、そして、トラブル別の予防とケア方法が述べられています。もちろん、外反母趾についても詳しく語られていますよ。『足美人テスト』というのもあって、外反母趾で悩むあなたなら、もうご存知のものがほとんどだと思いますが、『しゃくとり虫テスト』というのは、ちょっと目新しいかもしれません。
また『足裏がガサガサな人は顔の角質も厚くなりがちです。足のトラブルは顔のトラブルともつながっているのです。』『かかとがガサガサになったりマメができやすい人は、顔の角質もたまりやすく、くすんで見えることが多いのです。』と、ドキッとさせられる言葉がある一方で、『あまりの(足の)痛さに、履いていたパンプスをゴミ箱に捨て、駅の売店で売っているスリッパを履いて帰ったこともあります。』と言った、そうそう!そうなのよ!と俄然親近感を抱いてしまう言葉があったりします。
第3章、第4章では、健康な足、そして美しい足をつくるセルフケアが紹介されています。永峯医院で実際に施術されている『足裏つるぴかコース』『爪つるぴかコース』が写真入りで説明されていますが、読者が自宅でケアできるように、足や爪の洗い方やマッサージの方法まで、きめ細かく書かれています。『足美人のためのエッセンシャルオイルの例』が挙げられているのも、嬉しいですね。先生のクリニックでも、もちろん使用されているそうですよ。
足の健康に良い食事が紹介されているのも、珍しいです。なるほど、と思ったのが『水虫の治療をしているときは、禁煙をしないと治療効果がなかなか上がりません。お酒の飲み過ぎもよくありません。適量を楽しみましょう。』というフレーズです。外反母趾の人は、足の指が重なっている人も多く、通気性が悪いために、水虫にもなりやすいそうですから、これは気をつけないといけませんね。
そして、本書のタイトルにもある『足美人塾』のことも書かれていますが、調べてみたところ、残念ながら現在は行なわれていないようです。でも、永峯先生が総合監修されている、ロート製薬㈱が運営する足のトータルケアサロン『フットストレスラボ』は、現在も行なわれており、『フットストレス測定器を使って、足裏の圧力分布や重心バランスを測定し、科学的根拠に基づいたケアを提案』されているそうですよ。
フットピラティスや、ドクターリンパドレナージュなど、コースも色々あって、価格もお手頃。興味深い内容です。私も、機会があれば、行ってみたいです。測定器で、足裏の圧力を測ってもらいたいですし、何か症状が見られる場合には、永峯医院へ紹介もしてもらえるそうですから…(フットストレスラボは、JR浜松町駅から徒歩で行けるそうです。元々は、ロート製薬㈱の社員の方たち専用の施設でしたが、現在では、一般の人々の利用も可能です。)
第5章では、靴と足回りグッズが紹介されています。永峯先生お勧めの、シューフィッター 久世 泰雄さんの『アルカ』という靴店も紹介されています。こちらのお店では、全員が専門家なので、安心して靴選びができるそうです。フィッティング法も実に細かく、特殊なインクの上に白い紙が置かれた台に裸足で乗って、フットプリント(足型)を取るところから始まるそうです。また、靴を購入しなくても、自分の靴に合ったアインラーゲン(機能性に沿って専門的な調整がなされている中敷の一種)を購入することも可能です。スポーツ選手も訪れるそうですよ。JR大塚駅から歩ける、東池袋店、恵比寿店、表参道ヒルズ店などのほかに、百貨店に入っている店舗もあるので、あなたの身近なところにも、あるかもしれません。
お終いに、先生の靴が紹介されているのですが、まさかのハイヒール!ご自分でも書かれていますが『足外来を開設する医師の靴とは思えない』高いかかとで美しいデザインの靴がずらり!先生のように、常に足に注意を払い、ケアを怠らなければ、このように夢のようなハイヒールでも履けるようになるんですね!本書を教科書に、ひとつ頑張ってみますか!
足美人塾って、何でしょう?…それは、読んでいくうちに、分かってきますよ。著者の永峯 由紀子先生は、銀座の歌舞伎座裏で、永峯医院を開き(現在は、東銀座ウェルズクリニックに名称変更されているようです。)女性のための足専門外来を開設されています。マスコミにも多々出演されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。永峯先生も、東大医学部時代から長年にわたって、足トラブルに悩まされてきたことから、女性による女性のための足専門外来を開かれたそうです。
本書は、ところどころに漫画を挟みつつ、外反母趾を初めとするさまざまな足トラブルの解説、解決方法や、足や爪のケア、靴や靴下の選び方から足の健康のための食事にいたるまで、幅広く取り上げられています。
第1章、第2章では、足のトラブルの原因、そして、トラブル別の予防とケア方法が述べられています。もちろん、外反母趾についても詳しく語られていますよ。『足美人テスト』というのもあって、外反母趾で悩むあなたなら、もうご存知のものがほとんどだと思いますが、『しゃくとり虫テスト』というのは、ちょっと目新しいかもしれません。
また『足裏がガサガサな人は顔の角質も厚くなりがちです。足のトラブルは顔のトラブルともつながっているのです。』『かかとがガサガサになったりマメができやすい人は、顔の角質もたまりやすく、くすんで見えることが多いのです。』と、ドキッとさせられる言葉がある一方で、『あまりの(足の)痛さに、履いていたパンプスをゴミ箱に捨て、駅の売店で売っているスリッパを履いて帰ったこともあります。』と言った、そうそう!そうなのよ!と俄然親近感を抱いてしまう言葉があったりします。
第3章、第4章では、健康な足、そして美しい足をつくるセルフケアが紹介されています。永峯医院で実際に施術されている『足裏つるぴかコース』『爪つるぴかコース』が写真入りで説明されていますが、読者が自宅でケアできるように、足や爪の洗い方やマッサージの方法まで、きめ細かく書かれています。『足美人のためのエッセンシャルオイルの例』が挙げられているのも、嬉しいですね。先生のクリニックでも、もちろん使用されているそうですよ。
足の健康に良い食事が紹介されているのも、珍しいです。なるほど、と思ったのが『水虫の治療をしているときは、禁煙をしないと治療効果がなかなか上がりません。お酒の飲み過ぎもよくありません。適量を楽しみましょう。』というフレーズです。外反母趾の人は、足の指が重なっている人も多く、通気性が悪いために、水虫にもなりやすいそうですから、これは気をつけないといけませんね。
そして、本書のタイトルにもある『足美人塾』のことも書かれていますが、調べてみたところ、残念ながら現在は行なわれていないようです。でも、永峯先生が総合監修されている、ロート製薬㈱が運営する足のトータルケアサロン『フットストレスラボ』は、現在も行なわれており、『フットストレス測定器を使って、足裏の圧力分布や重心バランスを測定し、科学的根拠に基づいたケアを提案』されているそうですよ。
フットピラティスや、ドクターリンパドレナージュなど、コースも色々あって、価格もお手頃。興味深い内容です。私も、機会があれば、行ってみたいです。測定器で、足裏の圧力を測ってもらいたいですし、何か症状が見られる場合には、永峯医院へ紹介もしてもらえるそうですから…(フットストレスラボは、JR浜松町駅から徒歩で行けるそうです。元々は、ロート製薬㈱の社員の方たち専用の施設でしたが、現在では、一般の人々の利用も可能です。)
第5章では、靴と足回りグッズが紹介されています。永峯先生お勧めの、シューフィッター 久世 泰雄さんの『アルカ』という靴店も紹介されています。こちらのお店では、全員が専門家なので、安心して靴選びができるそうです。フィッティング法も実に細かく、特殊なインクの上に白い紙が置かれた台に裸足で乗って、フットプリント(足型)を取るところから始まるそうです。また、靴を購入しなくても、自分の靴に合ったアインラーゲン(機能性に沿って専門的な調整がなされている中敷の一種)を購入することも可能です。スポーツ選手も訪れるそうですよ。JR大塚駅から歩ける、東池袋店、恵比寿店、表参道ヒルズ店などのほかに、百貨店に入っている店舗もあるので、あなたの身近なところにも、あるかもしれません。
お終いに、先生の靴が紹介されているのですが、まさかのハイヒール!ご自分でも書かれていますが『足外来を開設する医師の靴とは思えない』高いかかとで美しいデザインの靴がずらり!先生のように、常に足に注意を払い、ケアを怠らなければ、このように夢のようなハイヒールでも履けるようになるんですね!本書を教科書に、ひとつ頑張ってみますか!
【健康長寿は転ばないこと 転倒予防 山下 和彦 大西 忠輔 著】を読んでみました。
【健康長寿は転ばないこと 転倒予防 山下 和彦 大西 忠輔 著】を読んでみました。
『健康長寿』、とても耳慣れた言葉ではないでしょうか?日本人は世界に誇る長寿国ですから…しかし、いくら生活習慣病の心配がないといっても、外反母趾をはじめとする足病(そくびょう)が命を縮めてしまうとしたら、どうでしょう?
本書は、東京医療保健大学医療保健学部医療情報学科教授である山下 和彦先生と、昭和伊南総合病院の理学療法士・義肢装具士である大西 忠輔先生による共著です。おふたりとも、医用生体工学、高齢者福祉工学、メディカルフットケア、リハビリテーション技術、運動療法の指導などで、子どもからお年寄りまで幅広い年代の臨床、研究経験をお持ちです。そのおふたりが、『普段からのフットケアで「転倒」しないように先手を打つための「転ばぬ先の杖」として制作されたのです。
『健康長寿』なんて、私にはまだまだ関係ないわ。もっと歳を取ってから考えればいいじゃない…などと思ったあなた!甘いですよ!『足の筋力は一般的に、30代から右肩下がりで低下しはじめます。50代、60代になれば、本人は若いつもりでも足腰の力はかなり弱まっていて、生活の中に影響が出てきます。そのうえ、足もとのトラブルを抱えていると、ちょっとしたことで転倒しやすくなったり、サッサと力強く歩けなくなってしまうのです。』そう、足もとのトラブル=外反母趾もそのひとつなんですよ。ね、他人事だなんて言っていられませんよね。でも大丈夫。『遅すぎることはありません。もしもあなたが70代であっても、足もとのケアやトレーニングで筋力の低下を防げば、「転ばないで歩ける」健康を維持する事ができます。』
先生方が重要視するのは『転倒のほとんどは歩行中に発生していて、その4割は、つま先が引っかかったことが原因になっている』ということだそうです。そして、そのつま先の引っかかりの原因が、外反母趾、開張足、巻き爪、浮き指といった足病であることが多い、とのこと。しかも、浮き指に限って言えば、女子大生を対象にした調査では、10人中7人もが浮き指か、浮き指が疑われる状態で、ほとんどの人が、自分が浮き指である事に気づいていなかったのだそうです。
私も、浮き指ですが、ちゃんと調べてもらうまで、どの指が浮いているのか(これほどまでに酷いのか)、把握していませんでした。幸いにも、転倒の経験はありませんが、歩行中に、靴のつま先を地面に引っかけてしまい、大事な靴の皮革がめくれてしまって、靴のリペアショップのお世話になることが、以前よりも増えたと感じています。これも、先生方が指摘する『足の指が地面に接しないと、つま先が下がり、ちょっとした凹凸にもつまづいてしまう』ケースのひとつだと言えるでしょう。
さあ、自分の足を見つめて、これはまずいかも!と思ったあなた!本書を参考に、『自宅でもできる、フットケア・フットマッサージ・爪切り』で転倒予防策を講じ、『やさしいストレッチ、足と脚の柔軟マッサージ、足指ストレッチ』を実施し、『足腰をいつまでも若々しく保つための歩き方5ヶ条』を守って、転倒とは無縁の、健康な長生き人生を、手にいれましょう!
自宅でもできる、フットケア・フットマッサージ・爪切りは、私がたまの贅沢で行く、ネイルサロンでのフットケアに、とてもよく似ています。フットバスから始まり、足指やふくらはぎのマッサージは、とても気持ちよく、私も施術中に、思わずうとうとしてしまうほどです。これを毎日自分自身で行うとなると、面倒だなと思いがちですが、酷い巻き爪や厚硬爪の患者さんが、専門家によるフットケアは月に1回、あとは自宅で、本書で紹介されているフットケアとマッサージを毎日行なったところ、1年程度経つ頃には、かなりの改善が見られています。(写真が載っています。本当に良くなっていてびっくり!)
また、『足の痛みがある人は、痛みのない人に比べて、足の指の力が約4割も低くなるため、転倒リスクも高まります。』つまり、外反母趾で痛みがあるあなたは、知らぬ間に転倒リスクが高まっていたのです。でも、足の指の力って、自分ではどの程度有るのか、分かりませんよね。私は、外反母趾で開張足で浮き指という散々な足なので、足の指の力は平均以下という自信がありますが、実際のところ、どのくらいなのか、興味があります。
その下肢筋力(足指力と膝の力)を正確に調べる計測器を、山下先生と大西先生は、開発されたのだそうです!これは、是非とも計測してみたい!と思いましたら、『おわりに』のページで、『足指力や膝間力などは、保健センターや福祉会館、健康イベントなどで計測の機会を見つけることができますし、計測器を設置する施設も少しずつですが増えてきています。』とありました。なるほど、公共施設やスポーツジムなどに訊いてみれば良いですね。
でも、いざ計測、となったときに、あまりにも非力だと格好悪いので、まずは本書を片手に、フットケアやストレッチで足指力を高めておくことにします。
『健康長寿』、とても耳慣れた言葉ではないでしょうか?日本人は世界に誇る長寿国ですから…しかし、いくら生活習慣病の心配がないといっても、外反母趾をはじめとする足病(そくびょう)が命を縮めてしまうとしたら、どうでしょう?
本書は、東京医療保健大学医療保健学部医療情報学科教授である山下 和彦先生と、昭和伊南総合病院の理学療法士・義肢装具士である大西 忠輔先生による共著です。おふたりとも、医用生体工学、高齢者福祉工学、メディカルフットケア、リハビリテーション技術、運動療法の指導などで、子どもからお年寄りまで幅広い年代の臨床、研究経験をお持ちです。そのおふたりが、『普段からのフットケアで「転倒」しないように先手を打つための「転ばぬ先の杖」として制作されたのです。
『健康長寿』なんて、私にはまだまだ関係ないわ。もっと歳を取ってから考えればいいじゃない…などと思ったあなた!甘いですよ!『足の筋力は一般的に、30代から右肩下がりで低下しはじめます。50代、60代になれば、本人は若いつもりでも足腰の力はかなり弱まっていて、生活の中に影響が出てきます。そのうえ、足もとのトラブルを抱えていると、ちょっとしたことで転倒しやすくなったり、サッサと力強く歩けなくなってしまうのです。』そう、足もとのトラブル=外反母趾もそのひとつなんですよ。ね、他人事だなんて言っていられませんよね。でも大丈夫。『遅すぎることはありません。もしもあなたが70代であっても、足もとのケアやトレーニングで筋力の低下を防げば、「転ばないで歩ける」健康を維持する事ができます。』
先生方が重要視するのは『転倒のほとんどは歩行中に発生していて、その4割は、つま先が引っかかったことが原因になっている』ということだそうです。そして、そのつま先の引っかかりの原因が、外反母趾、開張足、巻き爪、浮き指といった足病であることが多い、とのこと。しかも、浮き指に限って言えば、女子大生を対象にした調査では、10人中7人もが浮き指か、浮き指が疑われる状態で、ほとんどの人が、自分が浮き指である事に気づいていなかったのだそうです。
私も、浮き指ですが、ちゃんと調べてもらうまで、どの指が浮いているのか(これほどまでに酷いのか)、把握していませんでした。幸いにも、転倒の経験はありませんが、歩行中に、靴のつま先を地面に引っかけてしまい、大事な靴の皮革がめくれてしまって、靴のリペアショップのお世話になることが、以前よりも増えたと感じています。これも、先生方が指摘する『足の指が地面に接しないと、つま先が下がり、ちょっとした凹凸にもつまづいてしまう』ケースのひとつだと言えるでしょう。
さあ、自分の足を見つめて、これはまずいかも!と思ったあなた!本書を参考に、『自宅でもできる、フットケア・フットマッサージ・爪切り』で転倒予防策を講じ、『やさしいストレッチ、足と脚の柔軟マッサージ、足指ストレッチ』を実施し、『足腰をいつまでも若々しく保つための歩き方5ヶ条』を守って、転倒とは無縁の、健康な長生き人生を、手にいれましょう!
自宅でもできる、フットケア・フットマッサージ・爪切りは、私がたまの贅沢で行く、ネイルサロンでのフットケアに、とてもよく似ています。フットバスから始まり、足指やふくらはぎのマッサージは、とても気持ちよく、私も施術中に、思わずうとうとしてしまうほどです。これを毎日自分自身で行うとなると、面倒だなと思いがちですが、酷い巻き爪や厚硬爪の患者さんが、専門家によるフットケアは月に1回、あとは自宅で、本書で紹介されているフットケアとマッサージを毎日行なったところ、1年程度経つ頃には、かなりの改善が見られています。(写真が載っています。本当に良くなっていてびっくり!)
また、『足の痛みがある人は、痛みのない人に比べて、足の指の力が約4割も低くなるため、転倒リスクも高まります。』つまり、外反母趾で痛みがあるあなたは、知らぬ間に転倒リスクが高まっていたのです。でも、足の指の力って、自分ではどの程度有るのか、分かりませんよね。私は、外反母趾で開張足で浮き指という散々な足なので、足の指の力は平均以下という自信がありますが、実際のところ、どのくらいなのか、興味があります。
その下肢筋力(足指力と膝の力)を正確に調べる計測器を、山下先生と大西先生は、開発されたのだそうです!これは、是非とも計測してみたい!と思いましたら、『おわりに』のページで、『足指力や膝間力などは、保健センターや福祉会館、健康イベントなどで計測の機会を見つけることができますし、計測器を設置する施設も少しずつですが増えてきています。』とありました。なるほど、公共施設やスポーツジムなどに訊いてみれば良いですね。
でも、いざ計測、となったときに、あまりにも非力だと格好悪いので、まずは本書を片手に、フットケアやストレッチで足指力を高めておくことにします。
【痛み解消メソッド 驚異のエゴスキュー ピート・エゴスキュー 著 越山 雅代 監修・訳】を読んでみました。
【痛み解消メソッド 驚異のエゴスキュー ピート・エゴスキュー 著 越山 雅代 監修・訳】を読んでみました。
奇跡のエクササイズで、膝、腰の痛みはもちろん、顎関節症や外反母趾まで、簡単に、自宅で治せるとしたら!?そんな夢のような話があるのでしょうか?しかも、『成功率95%』ですよ!
著者であり、エゴスキュー・メソッドの生みの親である、ピート・エゴスキュー先生は、アメリカ海兵隊の一員だった1969年、ベトナム戦争でひどく負傷し、寝たきりになってしまったそうです。寝たきりで、筋肉を全く使わなかったことで、彼は真っ直ぐ立つことすらできなくなってしまい、愕然とします。そこで、集中的にリハビリテーションを行い、体を動かし続ける事によって、徐々に回復して言ったのだそうです。さらに、軍を退いてからは、生体力学、機能的解剖学、運動療法などを研究し、20年以上をかけて開発したのが、エゴスキュー・メソッドと言うわけです。
『エゴスキュー・メソッドでは、人間の“理想の基本姿勢”を次のように定義しています。正面から見て、左右にある①足関節、②膝関節、③股関節、④肩関節が垂直水平90度に位置していること。側面から見て、これらの関節が180度の一直線に並んでいることです。そして、この“理想の基本姿勢”に近ければ近いほど、体全体が最も機能的に働くという理論です。』訳者であり、本書の監修、そしてエゴスキュー・メソッドの日本での展開の為の独占権を持っている越山 雅代さんは、この姿勢について、図と、人間の体を建物に例えて、とても分かりやすく説明していますので、図を、ご覧下さいね。
越山さん自身も、E-サイズ(エゴスキューのエクササイズの名称)を毎朝必ず行うことで(一度、挫折経験がお有りだそうですが)背骨の湾曲、頭痛、背中のヘルニア、膝痛等々から開放されたのだそうです。
『骨は単独では動けません。筋肉が動かすのです。ですから、体の歪みや姿勢を正すには、筋肉に本来の正しい動きを思い出させるための適切な刺激を与え、筋肉に本来の適切な動きをさせることで、骨と関節を正しい位置へ動かすことです。』という理論を、彼女は不思議な体験によって、まさに体感したのだそうです。『あるE-サイズをしていると、突然、骨が「ガックン」と痛みを伴わずに動き、その直後15秒くらい、少し体が安定するまで、「ぐらぐら」するのです。』越山さんは、エクササイズを始めて2~3か月目で30回くらい、その不思議な体験をし、その「ガックン。ぐらぐら」のお陰で、体の歪み、なんと湾曲していた背骨までもがまっすぐになっていたそうです!え~っ!本当でしょうか?自分で自分の体に整体かカイロプラクティックのような施術を施した、そんな感じなのでしょうか?それにしても、背骨の湾曲までなおってしまうのだったら、外反母趾や、開張足だって、E-サイズで何とかなってしまうのではないでしょうか?期待が膨らんできます。ここで、一足飛びに外反母趾を改善するE-サイズ、のページに進みたくなりますが、ちょっと待って下さい!エゴスキュー先生は、この本の活用の仕方について、『まず第1章を読んで、痛みの原因と、その痛みや歪みをどのように取り去ることができるのかを、理解してください。-次に「第3章-4、股関節」を読むことをお勧めします。それは、体のどの場所に起きている慢性的な痛みでも、股関節の問題が大きく関係しているからです。』と述べていますよ!
だから、焦る気持ちを抑えて、先生のお勧めの順番に読み進めた上で、『第3章 自分で行う痛み解消メソッド』の最初に紹介されている、足の痛みを取り去る方法を、試してみましょう。
ちなみに、エゴスキュー・メソッドでは、外反母趾は『間違った足の運び方と体重のかけ方』が原因と考えるので、『足の運び方、体重のかけ方を改善するE-サイズ』を毎朝1回、約15分行えばよいそうです。
さっそく私も、一番初めに紹介されている「足首回し フット・サークルズ」というE-サイズをやってみました。…これが、実に簡単そうに見えるのですが(写真入りで、詳しく説明されています。)難しいのです。たかが足首回しとあなどる無かれ。きれいに円を描いて回そうと思っても、後半になるとギクシャクしてきて、円どころか三角のようになってしまいます。他にも、空気いすや、ひもを使ってのE-サイズが、効果的だそうです。
また、外反母趾に効果的なE-サイズの中には、顎関節症や頭痛にも効くものもありますので(ひとつのE-サイズで、幾つもの症状に効果があるようです)外反母趾を改善するつもりで始めたところ、体の他の不調も改善できた、と、まさに一石二鳥も期待できるのかもしれませんね。
ただ、私が気になったのは、ヨガのポーズに似通っているE-サイズが多々あることです。犬のポーズやねこのポーズ、ハッピーベイビーのポーズ等とそっくりなポーズがあるのですが、ヨガではE-サイズのような即効性を謳っていないので、そこがちょっと引っかかりました。でも、どちらにしても、体に良いことには変わりありませんから、試してみるのも、もちろん有り、かもしれませんね。
奇跡のエクササイズで、膝、腰の痛みはもちろん、顎関節症や外反母趾まで、簡単に、自宅で治せるとしたら!?そんな夢のような話があるのでしょうか?しかも、『成功率95%』ですよ!
著者であり、エゴスキュー・メソッドの生みの親である、ピート・エゴスキュー先生は、アメリカ海兵隊の一員だった1969年、ベトナム戦争でひどく負傷し、寝たきりになってしまったそうです。寝たきりで、筋肉を全く使わなかったことで、彼は真っ直ぐ立つことすらできなくなってしまい、愕然とします。そこで、集中的にリハビリテーションを行い、体を動かし続ける事によって、徐々に回復して言ったのだそうです。さらに、軍を退いてからは、生体力学、機能的解剖学、運動療法などを研究し、20年以上をかけて開発したのが、エゴスキュー・メソッドと言うわけです。
『エゴスキュー・メソッドでは、人間の“理想の基本姿勢”を次のように定義しています。正面から見て、左右にある①足関節、②膝関節、③股関節、④肩関節が垂直水平90度に位置していること。側面から見て、これらの関節が180度の一直線に並んでいることです。そして、この“理想の基本姿勢”に近ければ近いほど、体全体が最も機能的に働くという理論です。』訳者であり、本書の監修、そしてエゴスキュー・メソッドの日本での展開の為の独占権を持っている越山 雅代さんは、この姿勢について、図と、人間の体を建物に例えて、とても分かりやすく説明していますので、図を、ご覧下さいね。
越山さん自身も、E-サイズ(エゴスキューのエクササイズの名称)を毎朝必ず行うことで(一度、挫折経験がお有りだそうですが)背骨の湾曲、頭痛、背中のヘルニア、膝痛等々から開放されたのだそうです。
『骨は単独では動けません。筋肉が動かすのです。ですから、体の歪みや姿勢を正すには、筋肉に本来の正しい動きを思い出させるための適切な刺激を与え、筋肉に本来の適切な動きをさせることで、骨と関節を正しい位置へ動かすことです。』という理論を、彼女は不思議な体験によって、まさに体感したのだそうです。『あるE-サイズをしていると、突然、骨が「ガックン」と痛みを伴わずに動き、その直後15秒くらい、少し体が安定するまで、「ぐらぐら」するのです。』越山さんは、エクササイズを始めて2~3か月目で30回くらい、その不思議な体験をし、その「ガックン。ぐらぐら」のお陰で、体の歪み、なんと湾曲していた背骨までもがまっすぐになっていたそうです!え~っ!本当でしょうか?自分で自分の体に整体かカイロプラクティックのような施術を施した、そんな感じなのでしょうか?それにしても、背骨の湾曲までなおってしまうのだったら、外反母趾や、開張足だって、E-サイズで何とかなってしまうのではないでしょうか?期待が膨らんできます。ここで、一足飛びに外反母趾を改善するE-サイズ、のページに進みたくなりますが、ちょっと待って下さい!エゴスキュー先生は、この本の活用の仕方について、『まず第1章を読んで、痛みの原因と、その痛みや歪みをどのように取り去ることができるのかを、理解してください。-次に「第3章-4、股関節」を読むことをお勧めします。それは、体のどの場所に起きている慢性的な痛みでも、股関節の問題が大きく関係しているからです。』と述べていますよ!
だから、焦る気持ちを抑えて、先生のお勧めの順番に読み進めた上で、『第3章 自分で行う痛み解消メソッド』の最初に紹介されている、足の痛みを取り去る方法を、試してみましょう。
ちなみに、エゴスキュー・メソッドでは、外反母趾は『間違った足の運び方と体重のかけ方』が原因と考えるので、『足の運び方、体重のかけ方を改善するE-サイズ』を毎朝1回、約15分行えばよいそうです。
さっそく私も、一番初めに紹介されている「足首回し フット・サークルズ」というE-サイズをやってみました。…これが、実に簡単そうに見えるのですが(写真入りで、詳しく説明されています。)難しいのです。たかが足首回しとあなどる無かれ。きれいに円を描いて回そうと思っても、後半になるとギクシャクしてきて、円どころか三角のようになってしまいます。他にも、空気いすや、ひもを使ってのE-サイズが、効果的だそうです。
また、外反母趾に効果的なE-サイズの中には、顎関節症や頭痛にも効くものもありますので(ひとつのE-サイズで、幾つもの症状に効果があるようです)外反母趾を改善するつもりで始めたところ、体の他の不調も改善できた、と、まさに一石二鳥も期待できるのかもしれませんね。
ただ、私が気になったのは、ヨガのポーズに似通っているE-サイズが多々あることです。犬のポーズやねこのポーズ、ハッピーベイビーのポーズ等とそっくりなポーズがあるのですが、ヨガではE-サイズのような即効性を謳っていないので、そこがちょっと引っかかりました。でも、どちらにしても、体に良いことには変わりありませんから、試してみるのも、もちろん有り、かもしれませんね。
【新版 バレリーナのヘルスケア 蘆田 ひろみ 著】を読んでみました。
【新版 バレリーナのヘルスケア 蘆田 ひろみ 著】を読んでみました。
外反母趾でお悩みのあなた、世界の舞台で華麗に舞い踊るバレリーナを見て、「ああ、痛そうだ!つま先立ちで、薄っぺらいバレエシューズを履いて、あんなに高くジャンプをしたり、くるくると廻ったり…私の足では、絶対に無理!」と思ったことはありませんか?私の友人にも、長年バレエを踊ってきた人がいますが、彼女の爪が血豆で真っ黒になっているのを見たことがありますし、膝を痛めて手術をしたことも知っています。…ということは、足に悩みを持つバレリーナが多いであろうということは、想像にかたくありません。では、外反母趾を抱えるバレリーナもいるのではないでしょうか?そして、もしも存在するのなら、どのように痛みと向きあいながら、踊り続けているのでしょうか?興味津々で、調べてみましたら、有りました!バレリーナの母親を持ち、自らも幼いころからバレエに親しみ、レッスンを続けてこられたという整形外科の先生が書かれた本が!
蘆田 ひろみ先生は、母親のバレリーナの有馬 龍子さんのもとでバレエに励む一方で、医師である父親の影響を受け、整形外科医になったそうです。どうして整形外科を選んだのかと言えば、やはりバレエが好きだったから、これに尽きるようです。以前は、からだのどこかに痛みがあるときに、バレエの先生に相談しただけでは、なかなか痛みの原因までわからない、かと言って、バレエを知らない医師に診てもらうと、「痛いんだったらバレエを辞めれば」とあっさり言われていたそうです。でも、蘆田先生は『幸い私はバレエを経験しましたから、その子の痛い原因を診断したうえで、テクニックを変えれば、痛くても続けていってだいじょうぶ、ということがわかる。ですから、私の役割は、子どもたちを診て、テクニック面でのアドバイスもする、ということ。そして、バレエを踊ることで生じる故障や事例などを、ほかの整形外科の医師たちにも、もっと多く知ってもらう努力をすることかな、と思っています。』と言います。バレリーナにとって、理想的なお医者さんですよね。
本書は、悩みや痛みを持つバレリーナに問題解決の力を貸すべく、Q&A方式で書かれています。また、整形外科の先生らしく、巻頭には、骨と筋肉、からだの部位の名前が医学用語で、図入りで説明されています。「ポアント」「アン・ドゥオール」など、バレエ用語もたびたび出てきますが、聞いたことがある単語も多いですし、インターネットで検索すれば、すぐに分かるものばかりなので、素人でも安心して読めます。何しろ表紙をはじめとして、本文中にも散りばめられている、パリ・オペラ座バレエ学校の生徒たちの写真が美しいこと!うっとりと読み進められますよ。
一番はじめの項目『バレエは何才から始めるのがいい?』では、将来、娘をバレリーナにしたいというお母さんたちに、ちょっとブレーキをかける内容になっています。先生は、整形外科医の視点から、子どもの骨から12〜13才の児童の骨への成長過程を図入りで説明し、子どもの骨には軟骨が多く、大きな力を加えると傷ついたり、変形したりすることがあると警告します。傷つくとは、具体的には剥離骨折を起こしてしまうケースもあるそうです。『5才でトウシューズを履くのは、すすめられません。』先生は、外反母趾には言及していませんが、骨の変形というからには、外反母趾につながる場合もあるかもしれませんね。そして、この話はバレエだけにとどまらず、他のスポーツにも共通して言えることでは?幼いころから、痛みが起こるほど厳しい練習を強いるスポーツをさせることは、我が子の足の健康には、良くないのではないでしょうか?
長時間のレッスンのために、足のトラブルを起こしてしまった子どもの例は、『レッスンは何時間くらいするのがいい?』の項目で述べられています。『小学生期にポアント(トウシューズで、つま先で立った状態)のレッスンをやりすぎたため、足の親ゆびの軟骨が変形してしまった例もあります。ストレッチでさえ充分に考えて行うべきです。』子どもの骨の繊細さが良く分かります。
そして、お待ちかね『バレエで外反母趾になる?』の項目ですが、やはり、バレエのせいで外反母趾になったと診察にくる人がいるそうです。が、『バレエのレッスンでは足底の筋肉をきたえるので、かえって予防になっているんです。』ですって!バレエのレッスンで『足の裏の筋肉が発達して、足の裏の皮ふも軟部組織もよく発達していれば、ハイヒールを長時間はこうが、トウシューズで何時間レッスンしようが、まったく痛みは起こらないのです。』私の予想とは真逆の答えでした。『足の筋肉が発達してゆく学齢期に、こういう訓練(トウシューズのレッスン)をするということは、外反母趾にならないための一生ものの訓練でもあります。』
あぁ‼小さいときに、バレエのお稽古に通えば良かった!と思ったのは、私だけではないはずです。お嬢さんの習い事を決めかねているあなた、将来、外反母趾で悩まない女性に育てるなら、バレエがイチ押しですよ!
【腰痛・下肢痛のための靴選びガイドーからだにあった正しい靴を履いていますか?ー 田中 尚喜 著】を読んでみました。
【腰痛・下肢痛のための靴選びガイドーからだにあった正しい靴を履いていますか?ー 田中 尚喜 著】を読んでみました。
本書は、出版当時、東京厚生年金病院、現在はJCHO東京新宿メディカルセンター のリハビリテーション室 技師長の田中 尚喜先生の著作です。先生は、病院で多くの患者さんを診られる一方で、スポーツ選手のサポートも行っており、1994年には世界水泳選手権日本選手団のチームトレーナーも務められていました。そのような経験の中で、故障を抱える選手や患者さんに、筋力トレーニングやストレッチ、物理療法などを試みても、効果が長続きしないのは何故か、と疑問を持ち、ふと足元を見ると、『とても靴というにもおこがましい靴』があったのだそうです。それ以来、足部や靴の研究及び診察に励まれ、患者さんに「靴屋さんみたい」とまで言われるようになったというスペシャリストです。この本では、理学療法士として患者さんと向き合ってこられた、田中先生の医学的知識が、私たち一般人にも分かりやすくまとめられています。
全てのコンテンツは、Q&A方式になっており、外反母趾で悩む私たちとは一見、関係なさそうに思える項目もありそうですが、読んでいくと、そうとも言えない箇所がたくさん有りますので、順を追って読み進めることをお勧めします。ところどころに、興味深いコラムが挟んであるので、すいすいと読めるようになっています。
まずは、私たちにとってはお馴染みの、『ハイヒールは本当によくない履物か』という項目ですが、田中先生から見ると、一概にそうとは言い切れないんだそうです。『女性では、足首が内側に曲がる外反の状態が強く、その状況を簡単に解消する方法としては、踵の位置を足先より高い位置に持ってくるという方法があります。つまり爪先立ちと同じ状態になれば、足の裏側の構造(足底腱膜)が緊張して、踵の骨を前方に引き寄せ、結果的に外反の状態を解消することにつながるのです。ですからこの状態にヒールをつけた状態は、一見不安定のようにも思えますが、足関節にとっては意外に安定しているのです。』何とも合点のいく説明じゃありませんか?たまにいますよね、ヒールの方が楽なの、と言う女性。やせ我慢ではなく、こういう理由だったのですね。でも、ご注意!『ただし、踵が高い状態は同時に足先自体が前にすべりやすい状態にもなり、足が前方に移動しない工夫がなければ、やはり外反母趾の原因になりやすいでしょう。』その、工夫についても、図入りで詳しく解説されていますよ。
そして『外反母趾は、女性特有の疾患か』という項目ですが、『外反母趾は幾分、関節の構造やそれを支える筋肉の弱い女性に多い病気といえますが、男性にも子どもにも起こっても不思議はありません。』という先生の見解には、さほど驚きませんでした。しかし!『外反母趾変形に伴う足底筋肉の走行変化』という図の説明書きにあった『タオルをつまむ動作などを勧められる場合もありますが、変形を助長するだけです。』このフレーズは、衝撃的ではありませんか!?タオルを使った足指の運動を勧める外反母趾の専門家って、多いですよね。効果がないどころか、逆効果だとは…これは、専門家による「タオル運動論争」を、行って欲しいです。外反母趾で悩む私たちは、本当に有効な方法を知りたいですものね。
また、軽い靴、柔らかい靴について語られている項目では、『ただ単に軽いだけの靴の場合、足に相当負担を強いる結果となるため、もし、軽い靴で歩くのであれば長い距離を歩かないこと、反対に相当に足を鍛えていることなどが必要となります。』確かに、日本代表レベルのランナーの靴は、嘘のように軽量だけれど、それを市民ランナーレベルの人が履いてマラソンを走ると、間違いなく故障する、とは聞いたことがあります。『カンフーシューズや体操の靴、バレエシューズなどは、本当に軽量ですが、どちらかといえば足を包んでいるだけの履物です。鍛錬なしには履けない履物なのです。』…深く納得です。
それから、あなたは、外国でウォーキングシューズと言っても通じないって、ご存知でしたか?私は知りませんでしたが、『ウォーキングシューズは、日本のあるスポーツメーカーが、一般の靴市場に参入するにあたり作った造語なのです。このメーカーとしては、日本人が歩かなくなっているので、「せいぜい500m程度歩く靴」を作ったのです。』!!またしても、衝撃的な言葉ですよね。今日は沢山歩くから、ウォーキングシューズで出かけよう、と思う人は、世間に大勢いるはずなのに…『しかし、ウォーキングシューズと呼ばれている靴のすべてがいけないとは限りません。この本で得た知識と自分の足の感覚で、よりよい靴を選びたいものです。』
そうなんですよね。正しい知識と、自分の足の感覚、つまり沢山の試し履きで、自分にとっての最高の一足を見つけなければいけないんですよね。本書には、巻末に資料編として、詳細なサイズ測定法や、開張足、扁平足の場合の測定法、中敷の作成(写真の解説付き)などが載っていますので、これを助っ人に、ベストな靴と巡り遭って下さい!
本書は、出版当時、東京厚生年金病院、現在はJCHO東京新宿メディカルセンター のリハビリテーション室 技師長の田中 尚喜先生の著作です。先生は、病院で多くの患者さんを診られる一方で、スポーツ選手のサポートも行っており、1994年には世界水泳選手権日本選手団のチームトレーナーも務められていました。そのような経験の中で、故障を抱える選手や患者さんに、筋力トレーニングやストレッチ、物理療法などを試みても、効果が長続きしないのは何故か、と疑問を持ち、ふと足元を見ると、『とても靴というにもおこがましい靴』があったのだそうです。それ以来、足部や靴の研究及び診察に励まれ、患者さんに「靴屋さんみたい」とまで言われるようになったというスペシャリストです。この本では、理学療法士として患者さんと向き合ってこられた、田中先生の医学的知識が、私たち一般人にも分かりやすくまとめられています。
全てのコンテンツは、Q&A方式になっており、外反母趾で悩む私たちとは一見、関係なさそうに思える項目もありそうですが、読んでいくと、そうとも言えない箇所がたくさん有りますので、順を追って読み進めることをお勧めします。ところどころに、興味深いコラムが挟んであるので、すいすいと読めるようになっています。
まずは、私たちにとってはお馴染みの、『ハイヒールは本当によくない履物か』という項目ですが、田中先生から見ると、一概にそうとは言い切れないんだそうです。『女性では、足首が内側に曲がる外反の状態が強く、その状況を簡単に解消する方法としては、踵の位置を足先より高い位置に持ってくるという方法があります。つまり爪先立ちと同じ状態になれば、足の裏側の構造(足底腱膜)が緊張して、踵の骨を前方に引き寄せ、結果的に外反の状態を解消することにつながるのです。ですからこの状態にヒールをつけた状態は、一見不安定のようにも思えますが、足関節にとっては意外に安定しているのです。』何とも合点のいく説明じゃありませんか?たまにいますよね、ヒールの方が楽なの、と言う女性。やせ我慢ではなく、こういう理由だったのですね。でも、ご注意!『ただし、踵が高い状態は同時に足先自体が前にすべりやすい状態にもなり、足が前方に移動しない工夫がなければ、やはり外反母趾の原因になりやすいでしょう。』その、工夫についても、図入りで詳しく解説されていますよ。
そして『外反母趾は、女性特有の疾患か』という項目ですが、『外反母趾は幾分、関節の構造やそれを支える筋肉の弱い女性に多い病気といえますが、男性にも子どもにも起こっても不思議はありません。』という先生の見解には、さほど驚きませんでした。しかし!『外反母趾変形に伴う足底筋肉の走行変化』という図の説明書きにあった『タオルをつまむ動作などを勧められる場合もありますが、変形を助長するだけです。』このフレーズは、衝撃的ではありませんか!?タオルを使った足指の運動を勧める外反母趾の専門家って、多いですよね。効果がないどころか、逆効果だとは…これは、専門家による「タオル運動論争」を、行って欲しいです。外反母趾で悩む私たちは、本当に有効な方法を知りたいですものね。
また、軽い靴、柔らかい靴について語られている項目では、『ただ単に軽いだけの靴の場合、足に相当負担を強いる結果となるため、もし、軽い靴で歩くのであれば長い距離を歩かないこと、反対に相当に足を鍛えていることなどが必要となります。』確かに、日本代表レベルのランナーの靴は、嘘のように軽量だけれど、それを市民ランナーレベルの人が履いてマラソンを走ると、間違いなく故障する、とは聞いたことがあります。『カンフーシューズや体操の靴、バレエシューズなどは、本当に軽量ですが、どちらかといえば足を包んでいるだけの履物です。鍛錬なしには履けない履物なのです。』…深く納得です。
それから、あなたは、外国でウォーキングシューズと言っても通じないって、ご存知でしたか?私は知りませんでしたが、『ウォーキングシューズは、日本のあるスポーツメーカーが、一般の靴市場に参入するにあたり作った造語なのです。このメーカーとしては、日本人が歩かなくなっているので、「せいぜい500m程度歩く靴」を作ったのです。』!!またしても、衝撃的な言葉ですよね。今日は沢山歩くから、ウォーキングシューズで出かけよう、と思う人は、世間に大勢いるはずなのに…『しかし、ウォーキングシューズと呼ばれている靴のすべてがいけないとは限りません。この本で得た知識と自分の足の感覚で、よりよい靴を選びたいものです。』
そうなんですよね。正しい知識と、自分の足の感覚、つまり沢山の試し履きで、自分にとっての最高の一足を見つけなければいけないんですよね。本書には、巻末に資料編として、詳細なサイズ測定法や、開張足、扁平足の場合の測定法、中敷の作成(写真の解説付き)などが載っていますので、これを助っ人に、ベストな靴と巡り遭って下さい!
【人生を楽しくする 大人の女の靴選び 呉本 昌時 著】を読んでみました。
【人生を楽しくする 大人の女の靴選び 呉本 昌時 著】を読んでみました。
靴屋さんのショーウィンドウって、何であんなに綺麗なんでしょう?特に冬、自分がまだ厚手のコートを羽織っているときに、靴屋さんのウィンドウの中は、お花畑のように色とりどりで鮮やか。洋服店のウィンドウよりも、季節感を先取りしているように思えることもあります。あゝ、あんなに軽やかでカラフルなパンプスが履けたら良いのに…と涙を飲むのは、私だけではないはず。私の場合、お財布と相談しなければならないのはもちろんですが(悲)何よりも、外反母趾である、この足と相談しなければならないからです。これが難しい!
今回、私が選んだのは、お医者さんでも接骨院の方でもなく、高級婦人靴メーカー 株式会社サロンドグレーの代表取締役、呉本 昌時さんの著書です。サロンドグレー、私は本書で初めて知りましたが、日本製ハンドメイドにこだわり、機能性とデザインが両立した「軽くて柔らかい靴」をコンセプトにしているのだそうです。呉本さんご自身も、シューフィッターの資格をお持ちとか。これは期待できそうです!
呉本さんのポリシーは、「ラクでオシャレな靴」を提供すること。「ラク」だけだったら、ひも靴のコンフォートシューズが何よりかもしれません。でもそれでは「オシャレ」じゃない。本書のタイトルは「人生を楽しくする」ですよ。呉本さんは『「デザインを犠牲にしない履きやすい靴」という選択肢はあります。』と言い切っています。何と頼もしいひと言でしょうか!
まずは、私たちが陥りやすい、靴選びのときの間違いからスタートです。私たち誰もが、「私の靴のサイズは23センチだから」「ワイズは3Eです」と、自分のサイズは把握していますよね。私も、だいたい「24.5センチのワイズはE」と言って、店員さんに倉庫から出してきてもらいます(このサイズが店頭にあることは、ほぼ無いので)。でも、その決めつけが良くない、と呉本さんは言います。木型はメーカーによって違うというのは知っていましたが、驚いたのが『ワイズ(幅)も明確な業界基準がないため、メーカーによってバラバラです。』ということ!…そうなの!?業界基準、作ろうよ!と思いませんか?こういう点から考えても、日本は、まだまだ靴文化においては発展途上なんですね。ですから、サイズはあくまでも目安に過ぎず、靴を購入するときは、とにかく試し履き、これに尽きるそうです。
また、『外反母趾でお悩みの方は、横アーチが下がっている傾向がみられます。~横アーチが崩れると、歩く際の衝撃を和らげるクッションの役割が低下すると同時に、中足骨(指の付け根の骨)が地面に当たりやすくなります。その状態で底の薄い靴を履くと、地面の衝撃が骨に直接伝わり、痛みを生じてしまうのです。』ということ。なるほど、外反母趾の人は、靴の底にも目を向けて選ぶ必要があるのですね。
さて、あなたも経験があると思いますが、私は外反母趾なんですよね、とシューフィッターさんに相談すると、ほぼ100%、ひも靴を勧められます。これには理由があって、呉本さんいわく『シューフィッターの資格の取得講座に行くと、紐靴が足の健康に一番いいと教えられるので、その教えを忠実に守られているのでしょう。』はい、深く納得です。
では、呉本さんが考える、足やからだにとって、最も危険な靴とは何だと思いますか?私は、ピンヒールやミュールを想像しましたが、答えは「厚底ブーツ」。1990年代後半に大流行し、2015年にも、厚底は、ブーツだけではなく、サンダルなどで再度ブレイクしていますが、『正直、あれほど危険な靴も珍しいのではないかと思います。』とのことですよ!厚底ブーツは、底材が厚いため、まったく曲がりません。となると、踵からつま先まで重心を移動しつつローリングし、足裏の筋肉を使う、正しい歩行ができません。加えて、厚みが15センチなど非常に高いので、不安定です。底の返りがなく不安定、いうなれば『慣れないスケートをしているような格好』を続けていると、健康障害を引き起こしてしまうそうです。外反母趾のあなた、いくら流行だからといって、安易に厚底の靴に手を出してはダメですよ。文字通り、痛い目に遭います。
では、バランスのいい靴かどうかを、プロはどのように見分けるのでしょうか?『まず平な台の上にヒールの靴を置きます。次に、靴を右か左にすこしずらし、手を離します。そのとき、センターを中心に左右均等に揺れた場合、ヒールのバランスがとれています。』これは良いことを教えてもらいました。靴購入時に、試してみたいです。
この他にも、靴メーカー社長であり、シューフィッターでもある呉本さんならではの目線で、靴の選び方のコツが数多く語られていますので、興味のある方は是非!
また、靴の材料、製造工程についても、ページが割かれていて、私が納得したのが、『革はおしり、お腹、背中で伸び方が違います。~親指や小指の当たる靴のウエスト部の革は、伸びた方がいい部分です。』というところです。革と言っても、場所によって伸び方が違うんですね。呉本さんのように、外反母趾で痛みのでやすいところには、革のよく伸びる部分を使ってくれれば、私たちの苦労もだいぶ減るのでしょうが、工場で大量生産されているような靴には望めないそうです(泣)
本書で靴選びと靴メーカーの内輪の話を知ることができたあなた、次に買う靴は、お蔵入りにならず、10年は活躍してくれるはずです。
靴屋さんのショーウィンドウって、何であんなに綺麗なんでしょう?特に冬、自分がまだ厚手のコートを羽織っているときに、靴屋さんのウィンドウの中は、お花畑のように色とりどりで鮮やか。洋服店のウィンドウよりも、季節感を先取りしているように思えることもあります。あゝ、あんなに軽やかでカラフルなパンプスが履けたら良いのに…と涙を飲むのは、私だけではないはず。私の場合、お財布と相談しなければならないのはもちろんですが(悲)何よりも、外反母趾である、この足と相談しなければならないからです。これが難しい!
今回、私が選んだのは、お医者さんでも接骨院の方でもなく、高級婦人靴メーカー 株式会社サロンドグレーの代表取締役、呉本 昌時さんの著書です。サロンドグレー、私は本書で初めて知りましたが、日本製ハンドメイドにこだわり、機能性とデザインが両立した「軽くて柔らかい靴」をコンセプトにしているのだそうです。呉本さんご自身も、シューフィッターの資格をお持ちとか。これは期待できそうです!
呉本さんのポリシーは、「ラクでオシャレな靴」を提供すること。「ラク」だけだったら、ひも靴のコンフォートシューズが何よりかもしれません。でもそれでは「オシャレ」じゃない。本書のタイトルは「人生を楽しくする」ですよ。呉本さんは『「デザインを犠牲にしない履きやすい靴」という選択肢はあります。』と言い切っています。何と頼もしいひと言でしょうか!
まずは、私たちが陥りやすい、靴選びのときの間違いからスタートです。私たち誰もが、「私の靴のサイズは23センチだから」「ワイズは3Eです」と、自分のサイズは把握していますよね。私も、だいたい「24.5センチのワイズはE」と言って、店員さんに倉庫から出してきてもらいます(このサイズが店頭にあることは、ほぼ無いので)。でも、その決めつけが良くない、と呉本さんは言います。木型はメーカーによって違うというのは知っていましたが、驚いたのが『ワイズ(幅)も明確な業界基準がないため、メーカーによってバラバラです。』ということ!…そうなの!?業界基準、作ろうよ!と思いませんか?こういう点から考えても、日本は、まだまだ靴文化においては発展途上なんですね。ですから、サイズはあくまでも目安に過ぎず、靴を購入するときは、とにかく試し履き、これに尽きるそうです。
また、『外反母趾でお悩みの方は、横アーチが下がっている傾向がみられます。~横アーチが崩れると、歩く際の衝撃を和らげるクッションの役割が低下すると同時に、中足骨(指の付け根の骨)が地面に当たりやすくなります。その状態で底の薄い靴を履くと、地面の衝撃が骨に直接伝わり、痛みを生じてしまうのです。』ということ。なるほど、外反母趾の人は、靴の底にも目を向けて選ぶ必要があるのですね。
さて、あなたも経験があると思いますが、私は外反母趾なんですよね、とシューフィッターさんに相談すると、ほぼ100%、ひも靴を勧められます。これには理由があって、呉本さんいわく『シューフィッターの資格の取得講座に行くと、紐靴が足の健康に一番いいと教えられるので、その教えを忠実に守られているのでしょう。』はい、深く納得です。
では、呉本さんが考える、足やからだにとって、最も危険な靴とは何だと思いますか?私は、ピンヒールやミュールを想像しましたが、答えは「厚底ブーツ」。1990年代後半に大流行し、2015年にも、厚底は、ブーツだけではなく、サンダルなどで再度ブレイクしていますが、『正直、あれほど危険な靴も珍しいのではないかと思います。』とのことですよ!厚底ブーツは、底材が厚いため、まったく曲がりません。となると、踵からつま先まで重心を移動しつつローリングし、足裏の筋肉を使う、正しい歩行ができません。加えて、厚みが15センチなど非常に高いので、不安定です。底の返りがなく不安定、いうなれば『慣れないスケートをしているような格好』を続けていると、健康障害を引き起こしてしまうそうです。外反母趾のあなた、いくら流行だからといって、安易に厚底の靴に手を出してはダメですよ。文字通り、痛い目に遭います。
では、バランスのいい靴かどうかを、プロはどのように見分けるのでしょうか?『まず平な台の上にヒールの靴を置きます。次に、靴を右か左にすこしずらし、手を離します。そのとき、センターを中心に左右均等に揺れた場合、ヒールのバランスがとれています。』これは良いことを教えてもらいました。靴購入時に、試してみたいです。
この他にも、靴メーカー社長であり、シューフィッターでもある呉本さんならではの目線で、靴の選び方のコツが数多く語られていますので、興味のある方は是非!
また、靴の材料、製造工程についても、ページが割かれていて、私が納得したのが、『革はおしり、お腹、背中で伸び方が違います。~親指や小指の当たる靴のウエスト部の革は、伸びた方がいい部分です。』というところです。革と言っても、場所によって伸び方が違うんですね。呉本さんのように、外反母趾で痛みのでやすいところには、革のよく伸びる部分を使ってくれれば、私たちの苦労もだいぶ減るのでしょうが、工場で大量生産されているような靴には望めないそうです(泣)
本書で靴選びと靴メーカーの内輪の話を知ることができたあなた、次に買う靴は、お蔵入りにならず、10年は活躍してくれるはずです。
【子どものスポーツ障害・外反母趾は『歩き方』で治る! 古屋 達司 著】を読んでみました。
【子どものスポーツ障害・外反母趾は『歩き方』で治る! 古屋 達司 著】を読んでみました。
先日に続いて、外反母趾研究所代表、古屋 達司先生の著書を読んでみました。今回は、子どもの外反母趾がメインテーマです。あなたのお子さんの足は、健康ですか?スポーツをしているからと言って、100%健康とは限らないそうですよ。足の痛みや変形に悩み、古屋先生の研究所を訪れるのは大人だけではなく、小、中学生も多いのだそうです。インソールを使っても駄目。整形外科を受診しても、親指のつけ根の角度が、外反母趾とみなすには無さすぎる、というだけで、湿布を貼って様子を見ましょう、と言われてしまい、さらに痛みが増してしまう、と言ったかわいそうな状態の子どもたち。その子たちに共通しているのが足指を使っていない『ペタペタ歩き』だったそうです。
『ある足の研究団体が幼稚園児293人を対象に足の調査をした報告では、「浮き指」47%、「内反小趾」70%、「外反母趾」4%と、多くの園児が足の変形を抱えていると指摘しています。』『このことは、幼稚園児の2人に1人が「足指を浮かせて生活している」=「足指を使って歩いていない」ことを意味しています。』!!驚きの数字じゃありませんか?これは、幼い子を持つ親御さんは、真剣にお子さんの足と向き合わなければいけないですよね。
古屋先生の研究所には、幼稚園の頃から運動を続けている小、中、高校生も沢山来院しているそうです。だとすると、足の変形の原因は、運動不足ではないはずですし、昔と違って、現代の子どもの靴はひもやベルトで足をホールドできて、地面からの衝撃を吸収する素材で靴底が作られていますから、靴が原因とも言えないはず。それならば、やはり真の原因は、足指に体重を乗せて歩いていない、ペタペタ歩き、ということになるそうです。
さて、ペタペタ歩きとは、どんな歩き方なのでしょうか?『スキューバダイビングのフィン(足ひれ)を着けたまま地上をペタペタ歩いているのと同じイメージで、別名「ペンギン歩き」』なるほど。気をつけなければならないのは、外反母趾の人が、正しい歩き方を実践しようと、かかとから接地することを意識していても、それから先の、足指までしっかり体重を移動させることが出来ていないと、体重が足指のつけ根で止まってしまい、かえって体に悪影響を及ぼす場合もあるそうです。中でも、高齢者がこのような歩き方をすると、『変形性膝関節症』になりやすいんだとか。要注意ですね。
話を子どもの足に戻して、なぜペタペタ歩きになってしまうのか、ですが、生活環境の違いが大きな要因で、次に考えられるのは、遺伝だそうです。先生が診てきた多くの外反母趾の方の中で、ペタペタ歩きをしている3分の1前後が、親の歩き方が子どもに遺伝しているのではないかと考えているそうです。先生は、外反母趾そのものが遺伝するのではなく、ペタペタ歩きが遺伝した結果、外反母趾になってしまったのではないかと考えているそうです。あなたのご両親の足は、いかがですか?
子どもをペタペタ歩きにしないためには、3、4歳頃に、親御さんが子どもの足に注意を払って、しっかり足指を使って歩いているかを気をつけてあげなければいけないそうです。そして、子どもの足の機能が、大人とほぼ同じように整うのは6歳~8歳頃なので、それまでに足指を使った歩き方が、自然にできるようになるのが望ましい、とのことです。あなたのお子さんが、自分と同じ、外反母趾で苦しまないように、お子さんの足に注目です!
次に、古屋先生は、親御さんがチェックすべき、子どもの足の変形を説明してくれます。写真入りで、分かりやすいので、ぜひお子さんを呼んで、素足になってもらい、チェックしてみてください。私が、そうそう!そうなのよ!と思わず膝を打ちそうになったのが、浮き指のチェックのところです。『浮き指の子どもは、足が成長して大きくなっても、足指を浮かして指先が靴に当たらないように対応してしまうので、サイズの合っていない靴を長期間履くことになり、さらにその症状を悪化させてしまいます。』これは、私は経験者です。靴が全然痛んでいないのに、買いかえて、と言い出しにくく、暫くの間、指を上げて我慢していた事がありました。今となっては、そんなこと、健気でも何でもなく、足のために最悪なんだとわかりますが、子どもって、妙なところで気を回したりしますよね。だからお母さん、自分が外反母趾でなくても、お子さんの足や靴に、気を配ってあげてください。
子どもの足と歩き方のチェック法の番外編として、外反扁平足などについても語られています。外反扁平足は、アキレス腱が外側に『く』の字に変形しているかをチェックするそうですが、もしもくの字になっていたら、かかとの骨が内側に傾いている状態なのだそうです。これは先天的なもので、先生のお嬢さんも、2歳の頃に判明したのだとか。骨の変形は治せなくても、ペタペタ歩きを改善すれば、外反母趾にはならずにすむ、と考えた先生は、幼いお嬢さんに正しい歩き方を教え始め、小学校高学年になった頃には、外反母趾とは無縁だそうですよ。幼い頃から頑張ったお嬢さんと、根気良く教えられた先生、どちらも素晴らしいですよね!
本書を読むと、お子さんの足をチェックしたくて、居ても立っても居られなくなるかもしれません。そして万が一、問題が見つかったら、先生が推奨するエクササイズを、親子で実践してみてはいかがでしょうか?
先日に続いて、外反母趾研究所代表、古屋 達司先生の著書を読んでみました。今回は、子どもの外反母趾がメインテーマです。あなたのお子さんの足は、健康ですか?スポーツをしているからと言って、100%健康とは限らないそうですよ。足の痛みや変形に悩み、古屋先生の研究所を訪れるのは大人だけではなく、小、中学生も多いのだそうです。インソールを使っても駄目。整形外科を受診しても、親指のつけ根の角度が、外反母趾とみなすには無さすぎる、というだけで、湿布を貼って様子を見ましょう、と言われてしまい、さらに痛みが増してしまう、と言ったかわいそうな状態の子どもたち。その子たちに共通しているのが足指を使っていない『ペタペタ歩き』だったそうです。
『ある足の研究団体が幼稚園児293人を対象に足の調査をした報告では、「浮き指」47%、「内反小趾」70%、「外反母趾」4%と、多くの園児が足の変形を抱えていると指摘しています。』『このことは、幼稚園児の2人に1人が「足指を浮かせて生活している」=「足指を使って歩いていない」ことを意味しています。』!!驚きの数字じゃありませんか?これは、幼い子を持つ親御さんは、真剣にお子さんの足と向き合わなければいけないですよね。
古屋先生の研究所には、幼稚園の頃から運動を続けている小、中、高校生も沢山来院しているそうです。だとすると、足の変形の原因は、運動不足ではないはずですし、昔と違って、現代の子どもの靴はひもやベルトで足をホールドできて、地面からの衝撃を吸収する素材で靴底が作られていますから、靴が原因とも言えないはず。それならば、やはり真の原因は、足指に体重を乗せて歩いていない、ペタペタ歩き、ということになるそうです。
さて、ペタペタ歩きとは、どんな歩き方なのでしょうか?『スキューバダイビングのフィン(足ひれ)を着けたまま地上をペタペタ歩いているのと同じイメージで、別名「ペンギン歩き」』なるほど。気をつけなければならないのは、外反母趾の人が、正しい歩き方を実践しようと、かかとから接地することを意識していても、それから先の、足指までしっかり体重を移動させることが出来ていないと、体重が足指のつけ根で止まってしまい、かえって体に悪影響を及ぼす場合もあるそうです。中でも、高齢者がこのような歩き方をすると、『変形性膝関節症』になりやすいんだとか。要注意ですね。
話を子どもの足に戻して、なぜペタペタ歩きになってしまうのか、ですが、生活環境の違いが大きな要因で、次に考えられるのは、遺伝だそうです。先生が診てきた多くの外反母趾の方の中で、ペタペタ歩きをしている3分の1前後が、親の歩き方が子どもに遺伝しているのではないかと考えているそうです。先生は、外反母趾そのものが遺伝するのではなく、ペタペタ歩きが遺伝した結果、外反母趾になってしまったのではないかと考えているそうです。あなたのご両親の足は、いかがですか?
子どもをペタペタ歩きにしないためには、3、4歳頃に、親御さんが子どもの足に注意を払って、しっかり足指を使って歩いているかを気をつけてあげなければいけないそうです。そして、子どもの足の機能が、大人とほぼ同じように整うのは6歳~8歳頃なので、それまでに足指を使った歩き方が、自然にできるようになるのが望ましい、とのことです。あなたのお子さんが、自分と同じ、外反母趾で苦しまないように、お子さんの足に注目です!
次に、古屋先生は、親御さんがチェックすべき、子どもの足の変形を説明してくれます。写真入りで、分かりやすいので、ぜひお子さんを呼んで、素足になってもらい、チェックしてみてください。私が、そうそう!そうなのよ!と思わず膝を打ちそうになったのが、浮き指のチェックのところです。『浮き指の子どもは、足が成長して大きくなっても、足指を浮かして指先が靴に当たらないように対応してしまうので、サイズの合っていない靴を長期間履くことになり、さらにその症状を悪化させてしまいます。』これは、私は経験者です。靴が全然痛んでいないのに、買いかえて、と言い出しにくく、暫くの間、指を上げて我慢していた事がありました。今となっては、そんなこと、健気でも何でもなく、足のために最悪なんだとわかりますが、子どもって、妙なところで気を回したりしますよね。だからお母さん、自分が外反母趾でなくても、お子さんの足や靴に、気を配ってあげてください。
子どもの足と歩き方のチェック法の番外編として、外反扁平足などについても語られています。外反扁平足は、アキレス腱が外側に『く』の字に変形しているかをチェックするそうですが、もしもくの字になっていたら、かかとの骨が内側に傾いている状態なのだそうです。これは先天的なもので、先生のお嬢さんも、2歳の頃に判明したのだとか。骨の変形は治せなくても、ペタペタ歩きを改善すれば、外反母趾にはならずにすむ、と考えた先生は、幼いお嬢さんに正しい歩き方を教え始め、小学校高学年になった頃には、外反母趾とは無縁だそうですよ。幼い頃から頑張ったお嬢さんと、根気良く教えられた先生、どちらも素晴らしいですよね!
本書を読むと、お子さんの足をチェックしたくて、居ても立っても居られなくなるかもしれません。そして万が一、問題が見つかったら、先生が推奨するエクササイズを、親子で実践してみてはいかがでしょうか?
【歩き方を変えれば 外反母趾はここまで治る! 古屋 達司 著】を読んでみました。
【歩き方を変えれば 外反母趾はここまで治る! 古屋 達司 著】を読んでみました。
この本を手に取り、裏表紙を見ると、足の骨格モデルの写真が載っていて、写真の説明書きに『背側骨間筋』という見慣れない単語が!長年外反母趾と戦っている私としては、大概の外反母趾関係の単語は見知っているつもりでしたが、未だあったか、専門用語!といった感じで、鼻息荒く、読み始めた次第です。
著者の古屋 達司先生は、その名も、外反母趾研究所の代表をつとめられると同時に、同じ場所(東京都23区内)で接骨院もされている柔道整復師です。そして、日本足の外科学会準会員であり、ドイツヘルムートルックポドロジーカレッジ認定のポドロジースペシャリストでもあります。ポドロジーってご存知ですか?ドイツ語で『足の学問』という意味で、ドイツにおいては国家資格なので、医療行為とみなされますが、日本では民間療法の範疇に認識されています。この資格などから考えても、古屋先生が相当の勉強家であることがわかりますよね。
本著では、まずプロローグとして、自宅でできる外反母趾の総合判定法が書かれています。これは外反母趾関連の他の書籍にも多々あることですが、着目すべきは、浮き指のチェックの仕方が細かいことです。しかも写真入りで詳しく載っています。とても分かりやすいので、ご自身が浮き指かどうか、今ひとつ分かりかねているあなた、チェックしてみては!?
プロローグの最終ページには、総合判定結果と、足指トレーニング開始レベルが一目瞭然の表がありますので、後に述べられるトレーニングを行う上での参考にできます。
次章『ここまでわかった!外反母趾のメカニズム』では、古屋先生独自の観点から、外反母趾がどうして起こるのか、を解説されています。先生は、『結論からいえば、足の悪い生活習慣を改善しなかったこと』と言います。これは、高血圧や糖尿病といった『生活習慣病』と同じで、いくら医者に処方された薬を飲んでいても、症状を根本から改善させることはできませんよね。食生活、喫煙、運動などの生活習慣を変えて、はじめて根本的な改善がなされるのではないでしょうか?外反母趾でも実は同じで、整形外科などで作ってもらったインソールを履き続けても、自分でテーピングなどを続けていても、根本的な改善にはなっていません。先生は、外反母趾=足の退化による生活習慣障害と認識しています。ええっ!?だって私は毎日一万歩以上歩いて、足を鍛えているんですけど!と反論したくなったあなた、当然です。私も同意見です。
ここで、古屋先生の考え方にご注目。先生は、足首から先を足と、足首から上のふくらはぎや太ももの部分を脚ととらえています。先生の研究所を訪れる男性の多くは運動好きで、毎日脚を鍛えているにもかかわらず、外反母趾や足の痛みで悩んでいるそうです。
外反母趾になってしまう悪い生活習慣、それは足指の使い方が悪い、ということ。ですから、足にとっての良い生活習慣とは、
1 足指を動かすこと。2 足指に体重を乗せて立つこと。3 足指に体重を乗せて歩くこと。
この三つだけ。なるほど!
そして、私が食いついた『背側骨間筋(はいそくこっかんきん)』も、この章で登場します。足裏の横アーチを構成していて、弱ると開張足の原因になる筋肉のことでした。
また、ちょっと興味深いことも語られています。扁平足は、常に悪者扱いされがちですが、外反母趾に関していえば、あながちそうとも限らないそうです。扁平足の足指は、地面にベッタリと接地しやすいので、体をしっかりと支えている傾向があるんだとか。やるじゃないか!扁平足!
さて、生活習慣の改善と足指トレーニングを毎日確実に行ったとして、どのくらいの期間で痛みが改善するのか、ですが、プロローグで判定した、結果が50未満の方は3か月前後で改善するそうです。50点以上の方は、さらに数か月を要する、と。ちなみに私は42点でした。
さあ、いよいよ歩き方、立ち方、そして足指トレーニング方法の解説にはいるわけですが、立ち方ひとつにしても、長年身に付いた悪しき習慣を改めるのは容易ではありませんよね。でも先生は、ちょっとしたポイントやコツを教えてくれていますから、読んでいるうちに、よし、やってみようか!という気持ちになってきますよ。
私が特に注目したのが『良い立ち方と悪い立ち方1』の図と写真です。足指に体重を乗せて立たなきゃ、ということを意識しすぎて、足指の第1、2関節にだけ力を入れて指を縮めて立った、悪い見本が載っていて、非常に分かりやすいです。また、足指に体重を乗せて歩こうとすると、外反母趾の人は、バランスを崩してフラフラすることがあるそうですが、それは、今まで足指を使って歩いていなかったため筋肉が弱くなっている
状態なので、あせらずに少しずつ慣らしていくようにすれば良いそうです。
さあ、後は、足指トレーニングにチャレンジするだけです!本著を参考に、始めてみませんか?
この本を手に取り、裏表紙を見ると、足の骨格モデルの写真が載っていて、写真の説明書きに『背側骨間筋』という見慣れない単語が!長年外反母趾と戦っている私としては、大概の外反母趾関係の単語は見知っているつもりでしたが、未だあったか、専門用語!といった感じで、鼻息荒く、読み始めた次第です。
著者の古屋 達司先生は、その名も、外反母趾研究所の代表をつとめられると同時に、同じ場所(東京都23区内)で接骨院もされている柔道整復師です。そして、日本足の外科学会準会員であり、ドイツヘルムートルックポドロジーカレッジ認定のポドロジースペシャリストでもあります。ポドロジーってご存知ですか?ドイツ語で『足の学問』という意味で、ドイツにおいては国家資格なので、医療行為とみなされますが、日本では民間療法の範疇に認識されています。この資格などから考えても、古屋先生が相当の勉強家であることがわかりますよね。
本著では、まずプロローグとして、自宅でできる外反母趾の総合判定法が書かれています。これは外反母趾関連の他の書籍にも多々あることですが、着目すべきは、浮き指のチェックの仕方が細かいことです。しかも写真入りで詳しく載っています。とても分かりやすいので、ご自身が浮き指かどうか、今ひとつ分かりかねているあなた、チェックしてみては!?
プロローグの最終ページには、総合判定結果と、足指トレーニング開始レベルが一目瞭然の表がありますので、後に述べられるトレーニングを行う上での参考にできます。
次章『ここまでわかった!外反母趾のメカニズム』では、古屋先生独自の観点から、外反母趾がどうして起こるのか、を解説されています。先生は、『結論からいえば、足の悪い生活習慣を改善しなかったこと』と言います。これは、高血圧や糖尿病といった『生活習慣病』と同じで、いくら医者に処方された薬を飲んでいても、症状を根本から改善させることはできませんよね。食生活、喫煙、運動などの生活習慣を変えて、はじめて根本的な改善がなされるのではないでしょうか?外反母趾でも実は同じで、整形外科などで作ってもらったインソールを履き続けても、自分でテーピングなどを続けていても、根本的な改善にはなっていません。先生は、外反母趾=足の退化による生活習慣障害と認識しています。ええっ!?だって私は毎日一万歩以上歩いて、足を鍛えているんですけど!と反論したくなったあなた、当然です。私も同意見です。
ここで、古屋先生の考え方にご注目。先生は、足首から先を足と、足首から上のふくらはぎや太ももの部分を脚ととらえています。先生の研究所を訪れる男性の多くは運動好きで、毎日脚を鍛えているにもかかわらず、外反母趾や足の痛みで悩んでいるそうです。
外反母趾になってしまう悪い生活習慣、それは足指の使い方が悪い、ということ。ですから、足にとっての良い生活習慣とは、
1 足指を動かすこと。2 足指に体重を乗せて立つこと。3 足指に体重を乗せて歩くこと。
この三つだけ。なるほど!
そして、私が食いついた『背側骨間筋(はいそくこっかんきん)』も、この章で登場します。足裏の横アーチを構成していて、弱ると開張足の原因になる筋肉のことでした。
また、ちょっと興味深いことも語られています。扁平足は、常に悪者扱いされがちですが、外反母趾に関していえば、あながちそうとも限らないそうです。扁平足の足指は、地面にベッタリと接地しやすいので、体をしっかりと支えている傾向があるんだとか。やるじゃないか!扁平足!
さて、生活習慣の改善と足指トレーニングを毎日確実に行ったとして、どのくらいの期間で痛みが改善するのか、ですが、プロローグで判定した、結果が50未満の方は3か月前後で改善するそうです。50点以上の方は、さらに数か月を要する、と。ちなみに私は42点でした。
さあ、いよいよ歩き方、立ち方、そして足指トレーニング方法の解説にはいるわけですが、立ち方ひとつにしても、長年身に付いた悪しき習慣を改めるのは容易ではありませんよね。でも先生は、ちょっとしたポイントやコツを教えてくれていますから、読んでいるうちに、よし、やってみようか!という気持ちになってきますよ。
私が特に注目したのが『良い立ち方と悪い立ち方1』の図と写真です。足指に体重を乗せて立たなきゃ、ということを意識しすぎて、足指の第1、2関節にだけ力を入れて指を縮めて立った、悪い見本が載っていて、非常に分かりやすいです。また、足指に体重を乗せて歩こうとすると、外反母趾の人は、バランスを崩してフラフラすることがあるそうですが、それは、今まで足指を使って歩いていなかったため筋肉が弱くなっている
状態なので、あせらずに少しずつ慣らしていくようにすれば良いそうです。
さあ、後は、足指トレーニングにチャレンジするだけです!本著を参考に、始めてみませんか?
【外反母趾を切らずに治す特効法 笠原 巌 著】を読んでみました。
【外反母趾を切らずに治す特効法 笠原 巌 著】を読んでみました。
笠原 巌先生と言えば、言わずと知れた、外反母趾のスペシャリスト、専門家ですよね。ところで、専門医と専門家って、どう違うのか、お分かりですか?先生は、本著の中で、分かりやすく説明してくれています。『まず、専門医というのは医者のことで、外反母趾を担当するのはだいたい整形外科の先生ということになります。「外反母趾」というのは病名ですから、まずこの専門医に診てもらうのが一般的になっています。次に、専門家というのは、接骨院や整骨院にいる柔整師や、整体やエステを開いている人をさします。つまり、医者以外でこの分野にかかわっているすべての人たちだと考えてください。』ちなみに、笠原先生は、柔道整復師であり、医学博士であり、笠原接骨院院長で、とりわけ足と健康の関係について、長年に渡り、研究を続けておられます。
著書も多く、外反母趾に悩むあなたなら、一度は手にとったことがあるのではないでしょうか?むろん、私もその一人です。今回は、笠原先生の他の著書との違いにも目を向けながら読み進めていきたいと思います。
まず、プロローグと第一部では、外反母趾の症状について語られています。先生が開発した、外反母趾の症状分類法(外反母趾の5種類のパターン)については、他の著書でも詳細に説明されているので、ここでは割愛しますが、ひとつのパターンである『仮骨性外反母趾』の原因が、足の親指を反らせて重心がかかとにかかるのが原因、と明確に書かれているのが非常に分かりやすかったです。
それから、外反母趾の症状のひとつである、足の甲が痛み、知らないうちに甲が高くなる時の確認のしかたが述べられているのも、良い点です。『親指の付け根をしっかり握って、グリグリと回すと、亜脱臼特有のポキッとした整復音を感じる場合もあるので、自分で確認してみてください。』ということですが、ちょっと怖いですね。
また、外反母趾によって、ひざの裏やお尻の筋肉に白い横線『肉割れ』が入ることがあるというのも、本著で初めて知りました。背中やお腹の肉割れは、急激な体形の変化が原因で、妊婦や急に太った人などに見られますが、外反母趾からなる肉割れは、親指を上げて歩く(浮き指ですね)ことによる親指の力不足(太ももに肉割れが起こる)などが原因で、太ももの筋肉が、足裏の不安定をカバーしようとすることから、急激に発達したことが、根本的な要因なのだそうです。これは衝撃的ではないですか?足も太くなるわ、白い横線が入るわ、まさに踏んだり蹴ったりです。
他にも、寝ている時に足がつりやすいのも、外反母趾や浮き指が原因とか、ひざの裏側が痛むのは、浮き指が原因とか、えっ!?そうだったの?と思える話が沢山載っています。私は、笠原先生の言うとおり、スポーツをした後などに、ひざの裏側が痛むことがありました。この症状は、ひざが弓状に反りすぎている『膝反張(ひざはんちょう)』が原因になるそうですが、膝反張の人たちのほとんどに、指を上げて歩く特徴があるそうです。…大当たりです。私はれっきとした(威張れることではありませんが)浮き指ですから。そして、膝反張という言葉は初耳でしたので、画像などを調べてみましたら、意外なことに、私は当てはまっていませんでした。でも、痛みがあったということは、膝が反ってしまう可能性があったということですよね。
それから、左右の足には異なる働きがある、ということも、驚くと同時に納得しました。右足は下からの衝撃を吸収し、左足はねじれを吸収する役目を負っているのだそうです。陸上競技のトラックや野球のグラウンドも左回りなのは、曲がる際のねじれを吸収するのが左足なので、この方が回りやすいということになるから…確かにそのとおりですね。先生の言う『衝撃』とは、地震に例えると縦ゆれで、『ねじれ』とは横ゆれをイメージすると理解しやすいそうです。その両方を、足裏がクッションの役目をして受け止めているのですね。
そしていよいよ、『処方編』として、自宅でのケア法に移るわけですが、本著では、笠原先生お馴染みのテーピング法だけでなく、サラシ包帯の巻き方も、サラシの入手先から切り方まで、懇切丁寧に語られています。サラシ包帯は、外反母趾からくる腰痛やすねの痛みなどに効果があるそうなので、痛みで困っている人は、イラストをお手本に、試してみるのも良いかもしれませんね。
さらに本著では『健康美容編』という、女性なら誰もが気になることも、外反母趾をからめて書かれています。外反母趾で体質が変わってしまい、アレルギー性の鼻炎や皮膚症状を引き起こすことがあるとか。特に右足が外反母趾の人は要注意!…またまた大当たりです。私は右足の方が外反母趾が重症で、親指の付け根の出っ張りがひどくなってきた頃から、花粉症になってしまったのです。まさか外反母趾が発症の一因だったとは。恐るべし、外反母趾です。
他にも、小指側にタコができている人は、ひどい便秘になりやすいとか、顔のゆがみ、足の太さなど、知りたいことが沢山語られています。解消法である簡単な『やせ体操』も紹介されていますので、気になる人はぜひ!
笠原 巌先生と言えば、言わずと知れた、外反母趾のスペシャリスト、専門家ですよね。ところで、専門医と専門家って、どう違うのか、お分かりですか?先生は、本著の中で、分かりやすく説明してくれています。『まず、専門医というのは医者のことで、外反母趾を担当するのはだいたい整形外科の先生ということになります。「外反母趾」というのは病名ですから、まずこの専門医に診てもらうのが一般的になっています。次に、専門家というのは、接骨院や整骨院にいる柔整師や、整体やエステを開いている人をさします。つまり、医者以外でこの分野にかかわっているすべての人たちだと考えてください。』ちなみに、笠原先生は、柔道整復師であり、医学博士であり、笠原接骨院院長で、とりわけ足と健康の関係について、長年に渡り、研究を続けておられます。
著書も多く、外反母趾に悩むあなたなら、一度は手にとったことがあるのではないでしょうか?むろん、私もその一人です。今回は、笠原先生の他の著書との違いにも目を向けながら読み進めていきたいと思います。
まず、プロローグと第一部では、外反母趾の症状について語られています。先生が開発した、外反母趾の症状分類法(外反母趾の5種類のパターン)については、他の著書でも詳細に説明されているので、ここでは割愛しますが、ひとつのパターンである『仮骨性外反母趾』の原因が、足の親指を反らせて重心がかかとにかかるのが原因、と明確に書かれているのが非常に分かりやすかったです。
それから、外反母趾の症状のひとつである、足の甲が痛み、知らないうちに甲が高くなる時の確認のしかたが述べられているのも、良い点です。『親指の付け根をしっかり握って、グリグリと回すと、亜脱臼特有のポキッとした整復音を感じる場合もあるので、自分で確認してみてください。』ということですが、ちょっと怖いですね。
また、外反母趾によって、ひざの裏やお尻の筋肉に白い横線『肉割れ』が入ることがあるというのも、本著で初めて知りました。背中やお腹の肉割れは、急激な体形の変化が原因で、妊婦や急に太った人などに見られますが、外反母趾からなる肉割れは、親指を上げて歩く(浮き指ですね)ことによる親指の力不足(太ももに肉割れが起こる)などが原因で、太ももの筋肉が、足裏の不安定をカバーしようとすることから、急激に発達したことが、根本的な要因なのだそうです。これは衝撃的ではないですか?足も太くなるわ、白い横線が入るわ、まさに踏んだり蹴ったりです。
他にも、寝ている時に足がつりやすいのも、外反母趾や浮き指が原因とか、ひざの裏側が痛むのは、浮き指が原因とか、えっ!?そうだったの?と思える話が沢山載っています。私は、笠原先生の言うとおり、スポーツをした後などに、ひざの裏側が痛むことがありました。この症状は、ひざが弓状に反りすぎている『膝反張(ひざはんちょう)』が原因になるそうですが、膝反張の人たちのほとんどに、指を上げて歩く特徴があるそうです。…大当たりです。私はれっきとした(威張れることではありませんが)浮き指ですから。そして、膝反張という言葉は初耳でしたので、画像などを調べてみましたら、意外なことに、私は当てはまっていませんでした。でも、痛みがあったということは、膝が反ってしまう可能性があったということですよね。
それから、左右の足には異なる働きがある、ということも、驚くと同時に納得しました。右足は下からの衝撃を吸収し、左足はねじれを吸収する役目を負っているのだそうです。陸上競技のトラックや野球のグラウンドも左回りなのは、曲がる際のねじれを吸収するのが左足なので、この方が回りやすいということになるから…確かにそのとおりですね。先生の言う『衝撃』とは、地震に例えると縦ゆれで、『ねじれ』とは横ゆれをイメージすると理解しやすいそうです。その両方を、足裏がクッションの役目をして受け止めているのですね。
そしていよいよ、『処方編』として、自宅でのケア法に移るわけですが、本著では、笠原先生お馴染みのテーピング法だけでなく、サラシ包帯の巻き方も、サラシの入手先から切り方まで、懇切丁寧に語られています。サラシ包帯は、外反母趾からくる腰痛やすねの痛みなどに効果があるそうなので、痛みで困っている人は、イラストをお手本に、試してみるのも良いかもしれませんね。
さらに本著では『健康美容編』という、女性なら誰もが気になることも、外反母趾をからめて書かれています。外反母趾で体質が変わってしまい、アレルギー性の鼻炎や皮膚症状を引き起こすことがあるとか。特に右足が外反母趾の人は要注意!…またまた大当たりです。私は右足の方が外反母趾が重症で、親指の付け根の出っ張りがひどくなってきた頃から、花粉症になってしまったのです。まさか外反母趾が発症の一因だったとは。恐るべし、外反母趾です。
他にも、小指側にタコができている人は、ひどい便秘になりやすいとか、顔のゆがみ、足の太さなど、知りたいことが沢山語られています。解消法である簡単な『やせ体操』も紹介されていますので、気になる人はぜひ!
外反母趾と浮き指
『地に足をつける』と聞くと、しっかりしている、とか、行動が現実的で、頼りになりそう…そんなイメージですよね。では、『足が地につかない』ではどうでしょうか?ちゃらんぽらんで、落ち着きがない、とか、行動や思考が上っ面で、いまひとつ信用できない、とか、舞い上がって、心ここにあらず、とか…そんなイメージでしょうか。それなら、『浮き足だっている』ならば、どうですか?不安や恐れなどから、落ち着きを失っている、とか、びくびくして逃げ腰になっている、とか、そんな感じですよね。
そう、足や足の指が地面から離れていると、何故かマイナスなイメージばかりを連想させるようです。不思議ですね。浮き指とか指上げ足といった症状や言葉がなかった頃から使われている言い回しでも、地面に足裏や足の指がしっかりとついていないのは、悪いことなんだ、と、昔の人たちは経験から知っていたのでしょうか?
現代では、だいぶ知られてきた『浮き指』ですが、具体的には、どんな症状が見られるのでしょうか?
…読んで字のごとく、足の指が、地面にきちんとつかないで、浮き上がっている状態です。足指のつけ根は、しっかりと地面についていても、指先は浮いているのです。自覚症状が無く、自分が浮き指だと気付かない人も多く、からだのバランスが崩れてしまったことから起きる不調が、実は浮き指が原因だとわからないで悩んでいる人も多いそうです。
浮き指になると、指先に力が入らないため、足の裏が不安定になり、からだをバランスよく支えることができなくなってしまいます。トラブルのない足の裏は、足の指、足指のつけ根、そしてかかと、の三点で体重を支えて歩行できており、重心は足の裏の真ん中になっています。けれども、浮き指になると、足指のつけ根とかかとを使った、不安定な二点歩行になってしまい、真ん中にあるはずの重心は、かかとの方にずれてしまいます。
重心がずれたままで歩き続けると、からだが倒れないように、背中を丸めたり、顔を前に出してバランスをとってしまうので、姿勢が悪くなります。すると、猫背が引き起こされて、そこからさらに、肩こりや腰痛、ひどいときにはヘルニアなどにつながってしまいます。
重心がずれた足の裏では、地面からの衝撃をきちんと吸収できず、たこやうおの目にとどまらず、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)や外反母趾、内反小趾などを併発している人も、少なくないそうです。また、足の指に、ちゃんと圧力がかからなくなってしまうことで、巻き爪にもなりやすくなってしまいそうですよね。
それでは、何故、歩く時に指が浮いてしまうのでしょうか?主な原因としては、足の裏の筋肉の衰え、足の指の関節の衰えなどが考えられます。または、足の骨格や筋肉をバランスよく使えなくなっている状況もあるそうです。例えば、ポインテッドトウのハイヒールを長期間履いていると、一番負担がかかるのは、中足趾節関節の部分ですし、脱げやすいミュールなどを多用する人は、靴が脱げないように、無意識に足の指を持ち上げて歩いてしまいますので、必然的に浮き指に…
では、自分の足が、浮き指かどうか、チェックしてみましょう。一つは、第一趾の裏側に、たこが出来ているかどうか、です。二つめは、第三趾と第四趾の間、そして第四趾と第五趾の間(両方とも、指のつけ根部分をチェックして下さい。)この二か所にうおの目が出来ているかどうか、です。三つめは、つま先をぎゅっと丸めたときに、足の指のつけ根の下(MP関節と言います。)に、骨の突起が浮き出ているかどうかです。しっかりと突起が浮き出ている、あるいは手の指で触れてみて、骨のゴツゴツを感じられれば、浮き指の心配はないそうです。
さっそく私も靴下を脱いでチェックしてみました。なんと!MP関節の骨の突起が、右足は第四趾、左足は第三趾と第四趾がほとんど見えないではありませんか!では、触ってみた感じは、どうでしょうか?…やはり、骨の突起が見えない指の部分は、触っても、ゴツゴツは、あまり感じられません。立派な浮き指です。つまり、外反母趾を併発している浮き指ですね。
やっぱりそうだったのか…と悲しんでいる場合ではありません。浮き指の手当てや治療はあるのです。
まずは、足に負担をかけない靴を履くこと、これは外反母趾にも通じることですね。締め付け感のない、足の裏に適度にフィットする、ひも靴や、ウォーキングシューズの類ですね。
そして、足の指や足の裏を鍛える運動療法をこつこつと続けることが良いそうです。
『足指じゃんけん』は、足の指をグー、チョキ、パーと、開いたり閉じたりする運動です。それぞれ一日20回、2日に1回を目安に続けると効果があるそうです。
『タオルたぐり寄せ運動』は、大きめのタオルを床に敷いて上に立ち、指のつけ根を深く曲げる意識でタオルをたぐり寄せていきます。足の指のつけ根にあるMP関節を意識して行いましょう。この運動は、タオル一枚分だけ行えば十分だそうです。やり過ぎは禁物ですよ。
私も、この運動療法にチャレンジしてみるつもりです!
外反母趾と爪のトラブル 巻き爪
私は、長い年月、巻き爪に悩まされてきました。外反母趾のあなたは、いかがですか?とは言っても、私は、巻き爪と外反母趾の因果関係なんて、深く考えたことはありませんでしたが…私の爪の状態は、皮膚科のお世話になるような深刻な症状ではなく、セルフケアで何とかなる程度でした。それでも時折、痛みが強まったり、爪が食い込んでしまった、爪の両わきの皮膚が赤くなったり、腫れてきたり、というような事は、何度もありました。
セルフケアの便利グッズも、購入して試したこともありました。テグスのようなしっかりとした糸に、スポンジが接着されており、そのスポンジを、テグスを引っ張りながら、食い込んでいる爪と皮膚の間に差し入れ、クッションの役目をさせるというものでした。こちらのグッズの効果は…歩いていると簡単に外れてしまい、それなら、と、寝る前に再度使用してみても、寝ている間にやはり外れてしまいましたので、たいして役には立ちませんでした…それにしては、お値段が高いと思え、完全なる失敗。こんな羽目になるのなら、最初から、小さくカットした化粧用などのコットンを、爪の食い込む部分に挟み込む、という簡単なケア(コットンパッキング法というそうです)で充分でした。
しかし、爪の形がアルファベットの『C』の文字のように、くるっと内側に巻き込んでしまったり、ホッチキスの針のようにほとんど直角に曲がって、皮膚に食い込んでしまったら、炎症や出血は必至でしょう。こうなってくると、呼び名も異なり、『陥入爪(かんにゅうそう)』になるようです。陥入爪が悪化すると、細菌感染してしまい、赤みや腫れにとどまらず、肉芽の形成まで怒ってしまう事があるそうです。そうすると、さらに爪が変形してしまい…という負のスパイラルに陥ってしまうことに。
では、どうして巻き爪や陥入爪になってしまうのでしょうか?主な原因は、1 爪を短く切ってしまう(深爪)ことによるもの。2 外からの圧迫(靴などによるもの)3 外反母趾などによる、足の変形の三つです。
1の深爪ですが、爪を短く切ってしまうと、爪の外側は内向きに伸びやすく、また、角を切り落としてしまう(バイアスカット)ことも、内向きに巻いてしまう原因になります。私も、意図的にではなく、何の気なしにバチン!と爪切りを使ってしまったところ、角がポロリと欠けてしまい、深爪&バイアスカットになってしまったことがあります。…伸びてきた爪は…見事、内向きでした!今では、足の爪を切る時は、必ず入浴後か、あるいは足湯をして、爪を十分に柔らかくしたところで、ニッパー式の爪切りを使い、細心の注意を払って、カットしています。爪の長さは、私は、親指に限って言えば、足指の皮膚よりも、2,3mmは長く伸ばしています。
2の外からの圧迫によるものですが、私は、どちらかといえば、靴よりも靴下、それもストッキングやタイツといった、締め付け感が強いものを履いた時に、巻き爪の痛みを感じやすかったように思います。あなたは、いかがですか?
そして、3の外反母趾などによる、足の変形ですが、外反母趾が進行して、親指の傾きの角度が強くなると、親指が外側に傾いてしまい、爪は、指の横からの圧力を受けやすくなってしまいます。そうすると、爪はだんだん変形してしまい、この場合は、ホッチキスの針のような形になりやすくなってしまいます。
…と、ここで、私のケースをお話したいと思います。私の巻き爪は、両方の親指に起こっていました。どうしてだろう?と思いつつも、セルフケアで、何とかしのいでいたある日、テレビ番組で、衝撃的な一言を耳にしたのです。『足の指に、ちゃんと圧力をかけてあげれば、巻き爪は治ってくる』と!!ええっ!と思いましたが、腑に落ちるところもありました。外反母趾で、親指の付け根が痛むようになってからの私は、もう10年以上、体重を、足裏の外側にかけて、立ったり歩いたりしていました。そうすると、巻き爪の起きてしまった親指には、ほとんど圧力がかかりませんよね。納得です。
それからは、意識して爪先立ちをしたり、歩く時も足指で地面をつかむイメージで、最終的には親指でしっかり蹴りだす、という事を続けてみました。すると、どうでしょう!本当に、巻き爪が良くなってきたのです。びっくりしました。「どんどん悪化したら、手術なんてことになるのかしら?」という悩みからもすっかり解放されましたよ。(現座は、手術を行う方がまれで、テーピング法、超弾性ワイヤー法、超弾性クリップ法といった、保存的治療が主流だということですので、ご安心を!これらの治療は、皮膚科で受けることができます。)余談ですが、もしも周りに寝たきりの方がいらしたら、巻き爪になっていないか、気を付けてあげて下さいね。寝たきり=足指に圧力がかかっていない生活ですから、爪が巻いてしまう可能性大、です。
外反母趾と爪のトラブル 肥厚爪
外反母趾で困っているあなた、あなたの足の爪はキレイですか?ーいきなりこう訊かれて、ドキッとしたあなた、爪のトラブルを抱えていますね?ええ、私もそうです。悲しいことに…
外反母趾で骨格筋や立ち方、歩き方に乱れが生じていると、当然のごとく、足指の爪にも影響が及ぼされますよね。今回は、爪のトラブルの中でも、肥厚爪(ひこうそう)にスポットを当てて、お話ししていきたいと思います。
まず始めに、肥厚爪と言っても、二種類有ります。ひとつは、『厚硬爪甲(こうこうそうこう)』という、爪が上方向に重なって厚くなるタイプです。親指に起きることがほとんどで、これを、痛いからとか、切り方が分からないから、などと言って放っておくと、どんどん厚くなり、第二趾の方に拡がって伸びて行き、カタツムリの殻のような形状にまでなってしまうこともあるそうです。カタツムリの殻状にならなくても、真っ直ぐ伸びることができなくなり、爪の先が反り返って後方を向いて、伸びてきてしまうようなケースもあるそうです。
厚硬爪甲の場合は、爪の色も、グレーから黒、緑色、と徐々に変化していくそうです。この場合の緑色は、ジェルネイルなどで起こりがちなグリーンネイルとは違います。グリーンネイルは、爪と皮膚の間に緑膿菌が入り込んで、増殖してしまう状態のことです。これは、皮膚科で正しい処置をすれば、治ります。そして、爪の変色つながりで言いますと、爪が黄色く変色してしまう、黄色爪症候群(Yellow nail syndromes)という疾患が有りますが、こちらは、黄色爪、胸水、浮腫を3徴候とする病気ですので、外反母趾から生じるトラブルとは一線を画すると思います。
厚硬爪甲の主な原因は、爪の切り過ぎ、つまり深爪です。足の親指の爪の長さは、足の裏にしっかり体重をかけて立って見て、爪の先が指の先端と、ほぼ同じ、もしくは少し長めにするのが、一番の予防になるそうです。ポイントは、上から見るだけではなく、横からも見て、長さが足りているかどうかをチェックすること!これですね。余談ですが、厚硬爪甲で悩まれている方々の多くは、高齢者なのだそうです。ご自分で爪のケアができずに、どんどん悪化してしまい、痛くて靴が履けずに出歩けず、結果的に足腰が弱ってしまう、という悪循環にもなりかねません。あなたのご家族に、ご高齢の方がいらしたら、ぜひ足指の爪をチェックしてあげてみてはいかがでしょうか。
さて、肥厚爪の、もうひとつのタイプは、『爪甲下角質増殖』という、爪の下で角質が増えてしまうことで、爪床(爪の下にある皮膚)から押し上げられてしまい、それと同時に持ち上がった爪が厚くなってしまった状態のことです。爪と爪床の間には、粉末状の角質が溜まり、白く濁った色に変色します。
爪甲下角質増殖の主な原因はふたつあって、ひとつは白癬菌によるもの、いわゆる爪水虫ですね。白癬菌というカビが爪と皮膚の間で繁殖してしまうというもの。一般的な水虫と違って、かゆみはほとんどないそうですが、他人にうつしてしまうのが、困りものですね。もしも、自分が爪水虫による爪甲下角質増殖タイプかもしれない、と思ったら、家族や周囲の人たちに、
うつしてしまう前に、すぐに皮膚科医の診断を受けましょう!塗り薬や飲み薬で対処できます。
もうひとつの原因は、そうです、足や爪の変形から生じるタイプです。外部からの過度な圧力がかかり続けた結果、爪甲の正常な成長が阻害されてしまい、爪の下の角質が厚くなってしまうのです。このタイプの肥厚爪は、親指以外にも起こります。
ちなみに、私の肥厚爪は、片足の第二趾で、外反母趾のために第二趾に過度の圧力がかかり、しかも、過度に地面に接してしまうために、下からの圧迫をもろに受け、指先先端部分の皮膚が角化して硬くなり、爪甲の厚みが増してしまったようです。確かに私の外反母趾の程度は、爪甲下角質増殖のある足の方が、重度です。足は本当に正直ですね…
それでは、私の悩みの種でもある、爪甲下角質増殖タイプの肥厚爪は、どのように手当てや治療をすれば良いのでしょうか?爪水虫の方なら、皮膚科へGO!ですが、外反母趾から生じるタイプのための、速効性のある治療法や対処法は、現在のところ、見当たらないようです。…がっかり!とどのつまりは、外反母趾の症状を改善しない限りは、爪甲下角質増殖は、完治するのは極めて困難である、と言えるのではないでしょうか。
確かに、プロのネイリストさんに、念入りにフットケアをして頂き、第二趾の爪の下の、ボロボロの角質(それもたっぷり!)を、キレイに取り除いてもらい、たこやガチガチの角質を削り取って、正しく爪をカットしてもらっても…あら不思議!2、3か月もすると、元の木阿弥。しっかりと第二趾の爪の間には、新しい角質が、着々と増殖しているのでした。そもそもの原因である、外反母趾が、そのままなんですもの、当たり前ですね。
私と同じように、爪甲下角質増殖タイプの肥厚爪でお悩みのあなた、根本的な解決は、外反母趾の症状を軽減させるより仕方ないみたいですね。お互いに頑張ろうではありませんか!
外反母趾と開帳足・こんにゃく足
突然ですが、私の足は、こんにゃく足です。こんにゃく足でもあり、開帳足でもあり、もちろん外反母趾でもあります。
外反母趾は、広く世間に知られていますが、開帳足は、どうでしょう?ましてや、こんにゃく足ともなると、「私、こんにゃく足なんだ~!」と言われて、すぐさま「えっ!?本当!?じゃあ、靴選びが大変でしょう?外反母趾にもなりやすいし…」と返せる人は、ほとんど皆無ではないでしょうか?外反母趾の症状を持つ人でも、こんにゃく足のことは知らない、というケースも多そうです。
…というわけで、今回は、開帳足と、こんにゃく足についてのお話です。
開帳足もこんにゃく足も、外反母趾も、足のアーチの崩れ(変形)から始まります。足のアーチと言いましても、たてのアーチと横のアーチがありますが、開帳足とこんにゃく足に関係するのは、横のアーチです。ちなみに、たてのアーチは「土ふまず」のことですね。健康で正常な足は、筋肉や靭帯によってアーチがしっかりと形作られています。しかし、何らかの原因で、筋肉や靭帯に負担がかかりすぎてしまうと、靭帯・筋肉がゆるんできてしまい、アーチを形作けられなくなってしまいます。すると、アーチが落ちてしまい、平らになったり、あるいは、もっと進行すると、逆のカーブを描くようになってしまいます。これが、開帳足です。
本来、第二趾から第四趾のつけ根は、地面には着かないので、開帳足になると、足指のつけ根が痛んだりします。また、痛みが無くても、第二趾から第四趾のつけ根部分にたこが出来ているのも、特徴です。はい、私の足の裏を見ても、第三趾のつけ根には、いつもタコやうおの目があります。ネイルサロンでフットケアをしてもらっても、にっくきタコとうおの目は、すぐによみがえってくるのです。
足の横アーチが崩れると、中足骨(ちゅうそくこつ)は、だんだんと横に広がってしまいます。言ってみれば、中足骨を束ねているゴムの役割をしている靭帯がゆるむわけです。何膳かの割り箸をゴムで束ねたものがテーブルの上にあるとしますね。そのゴムが古くなったり劣化したりしたらどうでしょう?割り箸は、テーブルの上でばらばらに、平らになってしまいますね?そんな感じです。
外反母趾も、ただ第一趾のつけ根が出っ張ったり、変形したりするわけではありません。中足骨も横に広がっているのです。内反小趾についても然り。
では、私のようなこんにゃく足とは、どんな状態を言うのでしょう?開帳足で、なおかつやわらかく、足の甲(中足部の辺り)を手で握ると、縮んで、足囲(ワイズ)が狭くなるタイプのことです。何故やわらかいのでしょうか?足の筋肉が少ないんです。私の足は、たてのアーチはかろうじてありますが、甲はぺっちゃんこ、かかともすごく細い、という珍しい足なんです。しかも、足の指が長めなので、バックス バニーの足に似ている、と言われたこともあります。(確かに!自分でもそう思います。)地面に着くと、幅がありそうに見えるのですが、足を宙に浮かし、さらに甲を手で握ると、ワイズは1E、あるいはEより下のDになってしまうのです。
こんにゃく足の原因は、色々言われています。
★ 幼いころに、早く靴を履きすぎた。
★ 裸足で遊ぶ機会が少なかった。
★ 運動をしてこなかった。
…私に限って言いますと、あてはまるのは、裸足で遊ぶ機会が少なかった、くらいでしょうか。ずっと運動をしてきましたし、子供の時分に靴を履き始めた時期で言うなら、同じように育った姉妹は、足にトラブルはありませんので、靴を履き始めた時期に問題はなさそうです。でも、きょうだいで比べるなら、裸足で遊ぶ機会だって、同じようなもの。…でも、かたや健康でヒールのパンプスも平気で履きこなす足の持ち主で、私ときたら、ぐにゃぐにゃのこんにゃく足の持ち主。あゝ不公平!
こんにゃく足で困るのは、まずは靴擦れができやすいことです。しかも私はかかとがすごく細いので、一般的に売られている靴を履くと、かかと部分はぶかぶか。常に靴にこすれてしまうので、靴下のかかと部分には、すぐに穴が開きますし、靴擦れもばっちりできます。
そして、自分が外反母趾だからと言って、外反母趾用の靴に飛びついてはいけないのです。世間の人は、靴メーカーも含め、外反母趾の足イコール幅が広い、という思い込みがあるので、外反母趾用の靴のワイズは3Eとか4Eなんていうのが常識になっています。しかも、かかとも大きな作りがほとんど。そんな靴を履こうものなら、第一趾のつけ根の痛みから始まり、かかとの靴擦れ、中足骨下のタコ、うおの目の増殖、と恐ろしい連鎖が待ち構えています。
では、開帳足、こんにゃく足の対策は、あるのでしょうか?これは、何をおいても足の筋力増加、これに尽きるようです。足のストレッチや、一般によく知られている足の指でのタオルたぐりよせ運動などを、地道に続けるしかなさそうですね。
【かんたんストレッチで外反母趾・巻き爪が治る本 1日5分で痛みが消える! 山田 光敏 著】を読んでみました。
【かんたんストレッチで外反母趾・巻き爪が治る本 1日5分で痛みが消える! 山田 光敏 著】を読んでみました。
ストレッチで!?外反母趾が治るの!?しかも1日たったの5分で痛みが消えるなんて。しかも、テーピングや装具は一切使わないんですよ。本当に、そんなことが可能なんでしょうか?
著者の山田 光敏さんは、鍼灸マッサージ師であり、ケアマネジャーでもあります。そして、施術の傍ら、大学のオープンカレッジや医療専門学校で、解剖学やストレッチなどを教える人気講師です。
本書も、解剖学の視点から、外反母趾・巻き爪を語っています。ですから、外反母趾を語る書籍には、今まであまり登場しなかった言葉『ウィンドラス(巻き上げ)機構』『載距突起(さいきょとっき)』等々や、考え方がつづられていて、とても新鮮な気持ちで読むことができると思います。
まず新鮮なのが『HV角』と『IM角』を測ることができる『簡易版 足の形セルフチェック』がほぼ巻頭におかれているところです。これは、外反母趾(内反小趾も可)が、どの程度進行しているかを、自分でチェックできるのですが、IM角にもスポットを当てているのは、大変珍しいと思います。IM角とは何ぞや?と思ったあなたは、本書を読むことをお勧めします。そして、このセルフチェックは、是非なさってみてくださいね。ちなみに、私もチェックしてみましたが、御多分に洩れず、立派な中程度の外反母趾でした(悲)。
山田先生は、『足にかかる重力の対策を行うことが、外反母趾や巻き爪などの足のトラブルを解消するポイント』であると言います。『重力』とはまた、スケールの大きなお話ではないですか?でも、読み進めると、それが決して突拍子もない説ではないことがわかってきます。『物体は重力の影響を受けたときに、"抗重力"という重力に抗する力が生まれます。この時に、抗重力の生じるもととなる足の内部には、"応力"という力が生じており、この力が体形や足の形をつくりだすのです。外反母趾や巻き爪は、この応力が正しい方向に向かわないことによって起こるのです。』
なるほど!私は、まさに目からうろこが落ちる思いでした。単なる歩き方のくせとか、そういう次元ではなく、もっと広い視野で考えなくてはいけなかったんですね。だって、重力ですよ。でも、山田先生は、外反母趾は重力に対して十分に抗することができなかったから起こる、という場合もありますが、ほとんどの場合は、重力に抗することができなくなったのではなく、抗し方に問題が起きてトラブルが生まれた、と考えているそうです。…確かに。
そして、話題は、メインテーマであるストレッチの方法に移る前に、より効果的なケアができるように、足の構造の説明と、自分の足の歪みの自己診断のやり方に入ります。ひとつご忠告!いくら、外反母趾の痛みから一刻も早く開放されたいと思っても、いきなりストレッチの方法から読み始めず、必ず最初から順を追って読んでいって下さいね。そうでないと、効果があるどころか、逆に痛みが増してしまったり、関節を痛めてしまったりすることになりかねません。
自分の足の歪みの状態が把握できたところで、どのマッサージやストレッチを重点的に行えば良いか、がひと目でわかる表の登場です。この表は、保存版ですね。拡大コピーをして、洗面所や寝室に貼っておきたくなります。何故そのような場所に?と思われますか?山田先生は、マッサージやストレッチを行なうのは、夜、入浴後またはベッドに入る前、を勧めているからです。『せっかく時間をかけて歪みや緊張を解消したりしても、すぐに立ち上がって動き回ったり、足に負担をかけてしまっては、あまり意味がありません。』…納得でしょう?
マッサージやストレッチの力の加え方や、続ける期間、続けても症状の緩和がみられない場合、等々についても、詳細に語られていますので、読み込んだうえで、チャレンジしてみてくださいね。
巻末には、山田先生が推奨するフットケア、ストレッチで、ここまで良くなった、という体験談が5人分掲載されています。これらを読むと、マッサージやストレッチをやってみたい、という気持ちがふつふつと湧いてきます。巻き爪の矯正手術を受けたのに、再発して、しかも外反母趾まで併発して苦しんでおられた方が 、先生の指導のもと、土踏まずを作るストレッチと、足首を安定させるストレッチ、外反母趾と巻き爪のマッサージを毎日寝る前に行ったところ、2週間で巻き爪の痛みが取れ、外反母趾も心なしか良くなったそうなのです。すごくないですか?
私も、自分に必要なマッサージとストレッチをピックアップして、『飽き』と『慣れ』(本書で語られる慣れとは、外からの刺激が続くと、次第にその刺激に対する反応が鈍くなる、人のからだの機能のことです。)を上手にコントロールしながら、まさに自分の手で、外反母趾を治していきたいと思いました。
ストレッチで!?外反母趾が治るの!?しかも1日たったの5分で痛みが消えるなんて。しかも、テーピングや装具は一切使わないんですよ。本当に、そんなことが可能なんでしょうか?
著者の山田 光敏さんは、鍼灸マッサージ師であり、ケアマネジャーでもあります。そして、施術の傍ら、大学のオープンカレッジや医療専門学校で、解剖学やストレッチなどを教える人気講師です。
本書も、解剖学の視点から、外反母趾・巻き爪を語っています。ですから、外反母趾を語る書籍には、今まであまり登場しなかった言葉『ウィンドラス(巻き上げ)機構』『載距突起(さいきょとっき)』等々や、考え方がつづられていて、とても新鮮な気持ちで読むことができると思います。
まず新鮮なのが『HV角』と『IM角』を測ることができる『簡易版 足の形セルフチェック』がほぼ巻頭におかれているところです。これは、外反母趾(内反小趾も可)が、どの程度進行しているかを、自分でチェックできるのですが、IM角にもスポットを当てているのは、大変珍しいと思います。IM角とは何ぞや?と思ったあなたは、本書を読むことをお勧めします。そして、このセルフチェックは、是非なさってみてくださいね。ちなみに、私もチェックしてみましたが、御多分に洩れず、立派な中程度の外反母趾でした(悲)。
山田先生は、『足にかかる重力の対策を行うことが、外反母趾や巻き爪などの足のトラブルを解消するポイント』であると言います。『重力』とはまた、スケールの大きなお話ではないですか?でも、読み進めると、それが決して突拍子もない説ではないことがわかってきます。『物体は重力の影響を受けたときに、"抗重力"という重力に抗する力が生まれます。この時に、抗重力の生じるもととなる足の内部には、"応力"という力が生じており、この力が体形や足の形をつくりだすのです。外反母趾や巻き爪は、この応力が正しい方向に向かわないことによって起こるのです。』
なるほど!私は、まさに目からうろこが落ちる思いでした。単なる歩き方のくせとか、そういう次元ではなく、もっと広い視野で考えなくてはいけなかったんですね。だって、重力ですよ。でも、山田先生は、外反母趾は重力に対して十分に抗することができなかったから起こる、という場合もありますが、ほとんどの場合は、重力に抗することができなくなったのではなく、抗し方に問題が起きてトラブルが生まれた、と考えているそうです。…確かに。
そして、話題は、メインテーマであるストレッチの方法に移る前に、より効果的なケアができるように、足の構造の説明と、自分の足の歪みの自己診断のやり方に入ります。ひとつご忠告!いくら、外反母趾の痛みから一刻も早く開放されたいと思っても、いきなりストレッチの方法から読み始めず、必ず最初から順を追って読んでいって下さいね。そうでないと、効果があるどころか、逆に痛みが増してしまったり、関節を痛めてしまったりすることになりかねません。
自分の足の歪みの状態が把握できたところで、どのマッサージやストレッチを重点的に行えば良いか、がひと目でわかる表の登場です。この表は、保存版ですね。拡大コピーをして、洗面所や寝室に貼っておきたくなります。何故そのような場所に?と思われますか?山田先生は、マッサージやストレッチを行なうのは、夜、入浴後またはベッドに入る前、を勧めているからです。『せっかく時間をかけて歪みや緊張を解消したりしても、すぐに立ち上がって動き回ったり、足に負担をかけてしまっては、あまり意味がありません。』…納得でしょう?
マッサージやストレッチの力の加え方や、続ける期間、続けても症状の緩和がみられない場合、等々についても、詳細に語られていますので、読み込んだうえで、チャレンジしてみてくださいね。
巻末には、山田先生が推奨するフットケア、ストレッチで、ここまで良くなった、という体験談が5人分掲載されています。これらを読むと、マッサージやストレッチをやってみたい、という気持ちがふつふつと湧いてきます。巻き爪の矯正手術を受けたのに、再発して、しかも外反母趾まで併発して苦しんでおられた方が 、先生の指導のもと、土踏まずを作るストレッチと、足首を安定させるストレッチ、外反母趾と巻き爪のマッサージを毎日寝る前に行ったところ、2週間で巻き爪の痛みが取れ、外反母趾も心なしか良くなったそうなのです。すごくないですか?
私も、自分に必要なマッサージとストレッチをピックアップして、『飽き』と『慣れ』(本書で語られる慣れとは、外からの刺激が続くと、次第にその刺激に対する反応が鈍くなる、人のからだの機能のことです。)を上手にコントロールしながら、まさに自分の手で、外反母趾を治していきたいと思いました。
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