効果があった商品、サービスは?
シューズストレッチャー、スニーカー効果がなかった商品、サービスは?
外反母趾サポーター私の体験談
親指の付け根と親指の先を結んだ線と、かかとと親指の付け根を結んだ線の角度が15度以上だと外反母趾といわれるそうですが、私の場合は45度以上あります。両足とも親指の付け根の部分が激しく飛び出していて、親指は人差し指に乗っかっている状態です。そのため親指の形に人差し指が凹み、人差し指の爪は曲がって生えています。
靴を履いていない時でも、親指の付け根はジンジン痛みます。歩いているときは知らず知らずかばうために不自然な歩き方となり、腰に負担がかかるため腰痛にもなります。
すぐに疲れてしまうので、友達とウインドーショッピングをしていても、1時間くらい歩くと休憩しなければなりません。ハイキングや山歩きなど問題外です。
外反母趾になった原因については、思い当たる節がいくつかあります。
私の母はとてもおしゃれな人で、私が小学校に通うときも運動靴やスニーカーは履かせず、革靴で通学させました。可愛らしい靴を用意してくれるので、友達にもうらやましがられ、子供心にもちょっと自慢でもありました。
でも、小学生は成長するので、靴はすぐ合わなくなってしまいます。そのため、購入するときはいつも少し大きめのものを買い、少し足の指を丸めるようになるまで履いていました。
自分もその靴を気に入っているので、ずっと履き続けたいのです。
結果的に殆どの時期、靴と足があっていないような状態となり、足が痛いと母に言うと、「おしゃれには我慢が必要なのよ。」と逆に説教されたりもしました。そのせいなのか、中学に上がるころはもうすでに外反母趾になっていました。
その頃にはスニーカーを履いても痛むようになっていて、学校のマラソン大会はいつも途中で棄権していました。山登りの遠足も途中で帰ってきたことがあります。
当時の私にとって、学校行事は痛みを伴うもので、普通の授業のほうが嬉しかったりしました。
けれども私も母の血をひいてるせいか、それとも母の教育のなせる業か、年ごろになりファッションに目覚め始めると、パンプスを好んで履くようになりました。
もうすでに足が痛いのでかかとの高いヒールはさすがに履けず、5cmピンヒールが精いっぱいでしたが先の細くとがった靴が大好きで、同じ形のものばかり履いていました。
痛みもありバランスが取りづらいので、だんだん内股になってしまい、今思うと立ち姿は全然ファッショナブルではなかったと思います。
その後外反母趾に加えて、底まめもできるようになってようやく、ペタンコのバレエシューズを履くようになりましたが、もうその頃には痛くて眠れない日もあるほど悪化していました。
友達に相談すると、5本指ソックスをはくといいと教えてくれたので、まずそれを試してみました。すると足つぼを刺激するのか、1時間くらいすると猛烈に吐き気がしてきて、あえなく挫折となりました。
次に外反母趾サポーターにチャレンジ。最初は装着するのも大変でした。親指と人差し指が重なっているので、指の間にサポーターを挟むのが難しいのです。
何日かすると装着が楽になったので、もしかしたら少し改善されていたのかもしれません。でも、このサポーターを付けたまま靴を履いて通勤するのは難しく、使用するのは休みの日だけになってしまいました。そのせいか、よくなったという実感を感じないまま、だんだん使わなくなってしまいました。
足の形を治すのはひとまずあきらめ、とりあえず当たるところの痛みを軽減しようとドーナツ型のパッドを買って、当たるところに貼ってみることにしました。親指の付け根の骨が外に大きく飛び出てしまっているため、靴に当って激しくいたむのです。
確かに靴に当たらなくはなるのですが、パッドのせいで靴が小さく感じられ、足全体が窮屈になってしまいます。そこで今度はシューズストレッチャーを購入。
足の形をした木の部分が真中で二つに割れていて、間を広げることができるようになっています。
部分的に広げられるように、プラスチックの部品が付いていたので、親指の付け根部分にはめ込みました。木の部分を靴に入れ、取っ手のところをまわしていくと、靴が押し広げられるので、そのまま2日位放置。それを両足分行うので、4日かかります。
すると、靴に足が当たらなくなり、かなり楽になりました。靴もそれまでは底が減るより先に、親指の付け根部分に穴が開いてしまって捨てていたのですが、その悩みも解消されました。
それから後、たまたまドレスコードの低い会社に転職したので、通勤もバレエシューズをやめてスニーカーにしました。すると1年くらいで、親指が人差し指の上に乗らなくなりました。革靴を履かない、というのが私の場合は一番効果があったように思います。
親指が乗らなくなったことで日常生活はだいぶ楽にはなりましたが、外反母趾が治ったわけではなく、結婚式やら弔事やらでパンプスを履かなければいけない場合は、やはり激しく痛みます。
そういう時は、立っている時間も長いのでなおさら辛いです。
やはり専門の病院に行って、きちんと治療するのが一番だとおもいます。