効果があった商品、サービスは?
青竹踏み、ウォーキング指導、姿勢の改善、外反母趾用バンドエイド、オーダーメイドパンプス効果がなかった商品、サービスは?
足指を広げるグッズ、五本指ソックス外反母趾の状況と原因
私が外反母趾になったのは、20代の前半、社会人として働き始めてからでした。旅行情報誌の営業担当になった私は、担当エリアの温泉地をまわったのですが、古い温泉街なので、車を一か所に停めてそこから歩いてお客様のところへ向かうという毎日でした。
営業マンは第一印象が大切と学びましたので、きちんとしたスーツに清潔感のあるメイク、そして程よくヒールのあるパンプスで仕事をしていました。
学生のころは、ジーンズ中心のカジュアルな服装でしたので、スニーカーやブーツなど、足に負担がかからない楽な靴ばかりはいていました。ですので、ヒールのあるパンプスで長い時間歩いたりすることは、かなりきついと感じていました。
ところが、徐々に慣れてくるというか、足がパンプスに合わせるというか、親指が内側のほうへ曲がったようになり、パンプスをはきやすくなってきたように感じました。
しかしこれが、外反母趾の始まりだったのです。
足の親指の付け根は徐々に変形して、飛び出したようになっていました。ある日、左足の親指の付け根に激痛を感じて歩けなくなりました。仕事はまだあったので、とりあえずドラッグストアで相談すると、外反母趾の部分のクッションの役割を果たしてくれる、外反母趾用バンドエイドをすすめられ、購入しました。
外反母趾用バンドエイドは即効性があるというか、貼るとすぐに、歩けるようになりました。しかしこれは、根本の原因を解決しているわけではないと、わかっていました。
☆さまざまな対策をしてみました☆
まず、会社で仲の良かった先輩に、外反母趾のことを相談しました。すると先輩もやはり外反母趾だということでした。
先輩は次の日、足指を広げるためのグッズをプレゼントしてくれたので、すぐに使い始めました。
家に帰るとすぐ、ウレタンのようなものでできたグッズに足の指をはさんで広げます。最初は気持ちいいと感じました。たしかに装着しているときは効果がありそうに思えたのですが、一か月以上使っても、外反母趾の部分にとくに変化はありませんでした。
靴を買い替えようと、デパートの中にあるちゃんとした靴屋さんに行きました。私がはいているパンプスを見て店員さんは「ワイズが合っていないから足がかわいそう」と言っていました。
デザインが好きなものを選んでいたために、自分の足幅より細いパンプスをはいていたようなのです。
少々お値段はかかりましたが、自分の足にぴったりのパンプスを一足、黒の革でつくりました。
同時に、足の裏のアーチがなくなっているという指摘を受けました。土踏まずのくぼみがなくなると、足が扁平になり、親指の行き場がなくなって、外反母趾になるという事でした。青竹踏みをすすめられたので、それからすぐにはじめました。
歩き方にも原因があるという話でした。ぺたんこの靴ばかりはいて、内またでペタペタ歩く若い女性は、足裏のアーチがなくなりやすいという話を聞いて、納得しました。
学生時代の自分は、まさにそういう歩き方だったのではないかと気づいたからです。
それからは、歩き方の指導を受けたり自分で姿勢に気を付けたりするようになりました。毎日オーダーメイドのパンプスをはいたわけではありませんが、痛みがひどくなりそうになると、オーダーでつくったパンプスで対応しました。
☆現状は☆
20代後半で妊娠し、営業職でなくなってからは、パンプスをはく機会が少なくなりました。必要な時にはオーダーメイドで作ったパンプスをはいていたので、外反母趾が痛むことはなくなりました。
結局、今はまったく外反母趾に悩まされることはないので、私の場合原因は、足に合わないパンプスをはいて歩く仕事をしていたことなのだろうと思います。
町で若い女性を見かけると、かつての私がそうだったように、ちょっと内またでペタペタと姿勢悪く歩いている様子が目につきます。
パンプスをはいてきちんとした仕事に就く可能性もあるので、10代のうちからしっかりとした歩き方と正しい姿勢で過ごしたほうが良いのになあ、と思います。
外反母趾はひどくなると手術がひつようになるそうです。ちょっと可愛い子ぶった内また歩きはやめて、正しい姿勢で足裏のアーチを守って外反母趾を予防してほしいです。