出産後に外反母趾がきつくなりました

効果があった商品、サービスは?

適度な運動

効果がなかった商品、サービスは?

歩きやすい靴に変更

私の体験談

1、外反母趾の状況

私の母が昔からひどい外反母趾で痛みも伴い苦しんでいました。遺伝もあるかもしれないと言われ、気にしていたのですが、特別同じような症状が表れず安心していた矢先のことでした。

最近になって突然左足の親指付近に痛みを感じ、見てみると、左足親指の付け根辺りに、外反母趾特有の骨のでっぱりが見られたのです。

触れると痛みを感じ、親指をマッサージしようとすればさらなる痛みが走ります。靴を履いて歩いているときは大丈夫なのですが、長時間歩き続け、靴を脱いだ時に指の付け根がズキズキするのです。

痛みは長時間ずっと同じように感じるものではなく、これはこれで仕方のないものと思うようにしたのですが、やはり時折感じる痛みは苦痛なので、少しでも改善されるのであれば、と、自分で出来る範囲の対策をしてみようと試みました。


2、原因

主な原因は高いヒールを履くことだと思っていました。

けれど、私の場合、10センチヒールを履いていた頃には全く症状が表れていなかったのです。その後、出産を経て、ペタンコ靴を履くようになってから外反母趾になりました。

多分、靴のサイズが私の足に合わなかったことが原因だと思うのです。

と言うのも、私の足のサイズは22.7㎝くらいなので、Sサイズや22.5㎝なら小さいし、Mサイズや23センチでは大きいのです。どの靴も自分の足にぴったり来なく、いつもどこかで妥協するしかありませんでした。

ヒール靴を履いていた時は、足首に必ず止め金のあるものを選び、多少大きくても脱げないように出来ていたのですが、ペタンコ靴を履くときは止め金がなかったので、大きめの場合は足の指を縮めて靴が脱げないように努力したり、小さいものを痛みを我慢しながら履いたりしていました。

そのせいで、足の指に負担がかかり、外反母趾となってしまったのだと思います。


3、対策

まずは靴を歩きやすいものに変更しようと考えました。本来ならオーダーで自分の足に合ったものを選ぶのが1番いいと思うのですが、それほど高級なものを購入する余裕もありません。そこで、クッション性に優れた、柔らかく足にフィットするタイプの靴を選んでみました。

けれど、確かにそれまでの靴よりは履き心地は良かったのですが、女性なので、その場その場に応じた格好をする事も大切です。

きちんとした場にはやはり、かっちりしたヒール靴を履かなくてはならないし、その日のファッションに応じて、対応していかなければならないため、毎日履き心地のいい靴を履くことも出来なかったのです。

その為、新しい靴を購入しても、それほどの効果は得られませんでした。

その次に取った対策が、運動です。

運動不足になると外反母趾になりやすいと耳にしたからです。

確かに、私も、妊娠出産を経て、自分のために運動する時間を取れなくなってから外反母趾になったように思います。

靴の変化、運動不足が重なって、この症状を生みだしていたのかもしれません。

運動不足になると、自然と足の裏の筋肉も落ちていくそうです。足裏、足指の筋肉が落ちることで、指の付け根にかかる負担が増え、外反母趾が悪化して行くのです。

とりあえずは子供を抱えていたので、自分だけのためにスポーツを行う余裕もなかったため、何かをしながら生活の中に運動を取り入れていくという方法を取りました。

子供がアンパンマンの歌と体操をテレビで見ていたら、それを真似して一緒に体操したり踊ったり、料理や歯磨き中には足踏みしてみたり、寝る前にストレッチを行うなど、それまでの運動と無縁だった生活を変えてみたのです。

また、歩き方や姿勢の改善も努力してみました。

外反母趾になると体の全ての歪みを生みだすと言われています。それを逆手にとって、体全体の歪みを治すことで外反母趾治療に役立てようと考えたのです。

出産を経て骨盤も歪んでいるように感じたので、骨盤を回して歪みを解消するよう努めました。

そして鏡を気にして見るようにして、体がまっすぐになる立ち方と言うのを目で確認し、体で覚えるようにしたのです。

確認してみると、自分が猫背で、肩が内側に入り、首が手前に出すぎていて、お尻も垂れていると言うことがわかりました。

これは見た目にも良くないです。

それを正して、きれいな歩き方の練習を行ったのです。

勿論すぐに矯正はされません。それまでの生活習慣が体に染みついているので、歩き方も気を付けていれば少しは変わりますが、自然と自分が歩きやすいと感じる恰好になってしまっているものです。

けれど、意識するかしないかで差は出てくると思うんです。


4、おすすめの商品

私はまだ使用していないのですが、テーピングという方法があります。私の母が痛みのひどい時に行っていました。

手術するほどではないけれど、痛みが辛い場合に自宅で簡単にできる方法です。足の親指を外側に引っ張るようにテープで固定することで、痛みが和らぎ、症状改善にもつながります。


5、結果

外反母趾に気づいてから、運動、歩き方や姿勢の改善を心がけることで、小さな変化ではありますが、痛みが和らぎました。

でっぱりはそのままです。

しかし、靴を脱いだ後のズキズキした痛みがなくなったのです。たまに無理な体勢になった時や、キツイ靴を履いた後などはまだ痛みも感じますが、生活に支障が出るほどのものにはなっていません。

今後もこの調子で対策を続けていくことで、完治とはならなくとも、悪化することはないと思われます。

時間はかかると思いますが、運動や姿勢改善は外反母趾以外にもいい影響を及ぼすものなので、今後も積極的に努力していきたいと思っています。